ミランのシルヴィオ・ベルルスコーニ名誉会長がチーム改革を考えているという。だが、本人はこれを否定した。どういうことだろうか。

20日、イタリアの有名番組「プロチェッソ・ディ・ビスカルディ」の中で、司会者のアルド・ビスカルディ氏がベルルスコーニ名誉会長の手紙を読んだ。その中で、同名誉会長は「ミランの完全な再構築」に触れている。ミランの選手たちはそろってマッシミリアーノ・アッレグリ監督を支持しているが、同監督の進退は不透明ということだ。ビスカルディ氏次のような手紙を読んでいる。

「無様な前半戦、ナポリとの試合を前に、私は幹部たちや監督を招集して、状況を絶対に変え、クラブとしてもチームとしてもミランを整え直す必要があることをはっきり伝えた。そして、私にはかなりの経験があるから、私だったらどのようにミランを戦わせたいかを明確にした。彼がそれまでやっていたのとは違う、とね。その結果はナポリ戦で見たとおりだった。チームは降格圏を抜け出し、昨日の3位確保まで至ったのだ」

「君の番組で私が言いたかったのは、すでに明日からテクニカル面の完全な見直しと、必要であれば効果的かつ完全なるクラブの再組織を準備しているということだ」

だがその20分後、ミランは公式サイト上で、ベルルスコーニ名誉会長の発言を否定した。ビスカルディ氏が読んだ手紙は存在せず、同名誉会長はコメントを残していないという。しかし、これを受け、ビスカルディ氏は自らがベルルスコーニ名誉会長に会い、電話で取材した内容だと強調している…