社会人になって改めて学生時代を振り返ると、自分が変わったと思うときが誰しもあるだろう。夢を語り、世界や国を熱い思いで自分の視点から見ていたのが、いつしか自分もその中に組み込まれていることに気づいた時などがそうかもしれない。アシストに入社して10年になる坂口修平もそれを感じている1人である。

【目の前の役割を自分が担うと決意をした社員】
株式会社アシスト システムソフトウェア事業部  営業支援部 坂口修平 (Shuhei Sakaguchi)
― 2002年入社。入社から現在にいたるまで、おもにセキュリティ系の部署で製品技術を担当。2009年から2011年まで東日本顧客支援室でプロジェクトマネジメントを含む全般的な技術支援を行う。現在はシステムソフトウェア事業部に所属。

「学生時代は、自分対世界、自分対国、のような発想をしていました。それは所詮、世間知らずにすぎなかったのかもしれませんが、社会人になってから考えるのはおもに自分対会社になりました。世界が狭くなったような寂しい気持ちもありますが、本当の意味で、自分の責任を果たす範疇がわかってきたからかもしれないと思います」。自分の仕事に対する責任を全うすることに精一杯だという坂口は、傍観者から当事者になったということかもしれない。


大学時代は英語を専攻し、ゼミでは日本近代史を学んだ。深夜コンビニや印刷工場などでのアルバイトも経験したが、あくまでもそれらの仕事は学生生活の一部で仕事の意味やお客様のことを考えたり、それによって社会の見方が変わるような発見をすることはなかった。IT業界に就職したのは、大学でPCが必要になって自分でPCを組み立てたりしてITに興味が芽生えたのがきっかけだったと言う。


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