映画『ハンガー・ゲーム』新ポスタービジュアル
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 今年3月に全米公開されるやいなや大ヒットを記録した映画『ハンガー・ゲーム』の最新予告編が公開された。24人の男女が最後の一人になるまで殺し合うという衝撃的な設定が話題を呼んだ作品だ。(数字は配給調べ)

 オープニング興行成績歴代3位のみならず、映画『アバター』以来の全米4週連続ナンバーワン、さらには世界72か国での初登場1位など、記録ラッシュの本作。それほどまでに多くの観客から支持を得た秘密は、その斬新な世界観と、そこで繰り広げられる衝撃的なストーリーにある。

 予告編でも紹介されている通り、舞台になるのは富裕層に支配された独裁国家パネム。そこで繰り広げられるのが、24人の男女が最後の一人になるまで殺し合いを続けるという究極のサバイバルゲームこと「ハンガー・ゲーム」であり、幼い妹の代わりに自らゲームに志願する少女がヒロインのカットニスだ。

 先の読めないストーリーを彩るのは、極限状態で明らかになる人間の本性だ。カットニスは同郷の少年ピータと共にゲームに身を投じていくが、生き残ることができるのはたった一人。今は助け合っていてもいつかは敵になるという緊迫感がドラマを盛り上げている。メガホンを取った『シービスケット』のゲイリー・ロス監督の手腕も、本作を単なるティーン向け映画ではなく深みのある人間ドラマに仕上げている。

 原作は、スーザン・コリンズのベストセラー小説。『ミザリー』などの原作者として知られるスティーヴン・キングも「中毒になるほど面白い」と絶賛。ティーンからも支持されており、映画化作品は『ロード・オブ・ザ・リング』『ハリー・ポッター』に続く大ヒットシリーズとして期待されている。(編集部・福田麗)

映画『ハンガー・ゲーム』は9月28日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国拡大公開