『ベルセルク 黄金時代篇II ドルドレイ攻略』(c)三浦建太郎(スタジオ我画)・白泉社/BERSERK FILM PARTNERS
 2012年2月4日公開の『ベルセルク 黄金時代篇I 覇王の卵』に続く、第2部と第3部のサブタイトルとその内容が公開となった。

 もともとこの黄金時代篇は、大長編1本を想定して進んでいたプロジェクトだったが世界観を描ききるため、コンテを切る段階で長編三部作へと膨らんでいった。第1部1,114カット、第2部1,257カット、第3部1,591カット、全篇総カット数3,962カットという大ボリュームとなり、3部作に分けて公開されることとなったのだ。

 今回、発表された第2部と3部のサブタイトルと内容は次の通りだ。

『ベルセルク 黄金時代篇II ドルドレイ攻略』(2012年6月公開)
 鷹の団の一大任務、ドルドレイ要塞攻略を中心に描く、一大戦争絵巻。
 グリフィスの夢に取り込まれる自分に気づき、対等の友となるため鷹の団を離れる決意をするガッツ。同時に、ミッドランド王国より鷹の団に、難攻不落のドルドレイ要塞の攻略を託される。ミッドランド王国正規軍として栄光を手に入れたかに見えた鷹の団。だが、全ては破滅への序章にすぎなかった――。

『ベルセルク 黄金時代篇III 降臨』(2012年公開)
 黄金時代篇3部作完結篇にして、物語は一気にダークファンタジーの深淵へ。
 ガッツたち鷹の団による救出も虚しく、夢を追う術を奪われ全てを失ってしまったグリフィス。そのとき、覇王の卵・ベヘリットがグリフィスの心の叫びに共鳴し、血の涙を流す。異界の門は開かれ、大いなる恐怖「蝕」が始まるのだった。

 連作の劇場版アニメは珍しくないが、各1時間未満の中編であることが多い。『ベルセルク 黄金時代篇』は、第1部が約80分、第2部が約100分、第3部に至っては約110分余りの長編。また二部と三部も2012年内公開という、1年で3本の完全新作長編劇場作品が公開されることは、史上初の試み。

 2012年はまさに、ベルセルクイヤーとなるだろう。『ベルセルク 黄金時代篇I 覇王の卵』は、2012年2月4日、全国ロードショー。

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