オダギリジョー、日中韓合作に「興味を持ちました」主演作『マイウェイ 12,000キロの真実』の舞台裏語る!
実力派俳優オダギリジョーと韓国のスター、チャン・ドンゴン主演の映画『マイウェイ 12,000キロの真実』のメイキング映像が公開され、オダギリらが撮影秘話を語った。
本作は、第二次世界大戦中の1944年「ノルマンディー上陸作戦」時に発見された実在の東洋人をモデルにした物語。カン・ジェギュ監督が、チャン・ドンゴンとウォンビンを迎え、戦争という時代に翻弄(ほんろう)される兄弟の運命を描いた『ブラザーフッド』以来、約8年ぶりにメガホンを握った新作だ。日中韓合作である本作は、韓国映画史上最高の製作費25億円をかけて製作された感動巨編。5年間12,000キロにわたって日本・ソ連・ドイツと軍服を変えながらも生き抜く青年にオダギリとチャンがふんし、二人のきずなや運命が壮大なスケールで描かれている。
公開されたメイキング映像でオダギリが明かすのは、「微妙な感情の関係性の3国が一緒になって作るということにまず興味を持ちました」と出演に至った経緯。そのほか、45,000発の弾丸(空砲)と100丁以上の本物の銃も用意され、爆薬の量も日本では規格外の規模で撮影された本作において「やっぱり一番難しいのはアクションですよね。緊張が取れない日々が続きました」とこれまで国内・海外問わずさまざまな役柄をこなしてきた国際派のオダギリでも緊張したという胸中を語っている。
そういった苦労のかいもあってか、多くのカットがスタントなしで撮影されたオダギリ&チャンの体を張った演技は圧巻の一言。敵から投げつけられる火炎瓶さえも本物を用い、リアリティーに拍車を掛けている。ジェギュ監督は「オダギリとチャンが結合したとき、劇中のキャラクターの『化学反応』を最もドラマチックに表現できると直感で二人を選びました」とキャスティングの舞台裏を明かしているが、それが見事に表現されていることに監督の手腕を感じずにはいられない。
映画『プライベート・ライアン』『レッドクリフ』シリーズなど超大作を手掛けてきたスタッフをはじめ、16か国から7,000人以上のスタッフが集結し誕生した『マイウェイ 12,000キロの真実』。ロケハン移動は地球一周分、撮影日数はアジアからヨーロッパまで大陸を横断しながら240日を数える。またラストシーンは3か月かけてセットを組み、2,300人以上のエキストラを投入。アジア映画史上まれに見る破格のスケールで完成したトゥルーストーリーに、目を奪われるに違いない。(編集部・小松芙未)
映画『マイウェイ 12,000キロの真実』は2012年1月14日より全国公開
【関連情報】
・映画『マイウェイ 12,000キロの真実』オフィシャルサイト
・解禁された映画『マイウェイ 12,000キロの真実』メイキング映像
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