江角マキコ、ジャッキー・チェン、中川翔子【第24回東京国際映画祭】(撮影:野原誠治)
 22日、第24回東京国際映画祭が開幕し、恒例のオープニングイベントである“グリーンカーペット”が催された。ジャッキー・チェンやミラ・ジョヴォヴィッチらの海外スターや岡田将生、仲里依紗、夏菜などの日本の人気タレントたち、総勢400名以上も集まり、イベントは大いに盛り上がった。

美女たちの艶やかなドレス姿の写真一覧

 東京国際映画祭のグリーンカーペットは、今年で4年目。六本木けやき坂通りから六本木ヒルズアリーナまでの間に緑のカーペットが敷かれる。本映画祭は、地球環境保全の活動にも取り組んでいて、通常のイベントで行われるレッドカーペットを、緑のカーペットにすることで、エコロジーの意識を高めようとした。また、このカーペット自体もペットボトルを再生して作られたものである。

  

 そんなカーペットの上に、最初に足を乗せたのは、ジャッキー・チェン、江角マキコ、中川翔子らの映画『1911』チーム。「日本を大好き」と語るジャッキーは、沿道に集まるファンたちに丁寧にサインをしていた。日本で馴染みの深いスターだけあって大人気。ファンたちがけやき坂で熱狂する声がアリーナまで届く程だった。本作の日本語吹き替え版を担当する中川翔子は「しゃべる度に魂が抜けていきます。」と憧れのジャッキーを目の前に緊張気味。コメントもいつもより早口で、大興奮の様子だった。

 次に登場したのは『がんばっぺ フラガール! 〜フクシマに生きる。彼女たちのいま〜』の出演者たち。肌寒い気温を忘れてしまう様な熱い踊りで会場を温めた。本作は、東日本大震災で大きな被害を受けた福島県いわき市のスパリゾートハワイアンズのフラガールたちにスポットを当てたドキュメンタリー作品。熱い踊りから復興へ向けての力強さを感じることができた。

 その後も司会の久保純子、『アントキノイノチ』の榮倉奈々『ハラがコレなんで』の仲里依紗など、続々と思い思いのドレスを身にまとった女性たちが登場し、華やかな衣装の競演が続いた。また、『サラリーマンNEO 劇場版(笑)』のチームや『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』の吹き替えを担当することになったTV番組「ピカルの定理」チームなど、映画や番組の衣装で登場するチームもいた。また『備えあれば』のチャン・シンユーの様なスケスケのセクシードレスを着た女優もいるなど、バラエティに富んでいた。

 そして、最後に控えしは、『三銃士』の本隊。ローガン・ラーマン、ミラ・ジョヴォヴィッチ、ガブリエラ・ワイルドらが登場すると、沿道から本日一番の歓声があがった。ローガンの甘いマスク、女性らしい仕草を熟知しているミラの斜め構える立ち方、ガブリエラの鮮やかな青のドレスに観客たちは釘付けになった。

 この日は、雲行きが思わしくなく、グリーンカーペットの規模を縮小して行うことも検討されたが、イベントが近づくにつれて雨足も弱まり予定通り実行することができた。ジャッキーが、アリーナのステージに登壇した際に「僕が来た途端、雨がやみました(笑)」と冗談を言っていたが、スターたち、そして、彼らに声援を送るファンたちの熱気で雨雲がどこかに吹き飛ばされたのかも知れない。

 第24回東京国際映画祭は、本日22日から30日までの9日間、六本木ヒルズを中心に行われる。お気に入りの一本を見つけるため、そして、大好きなスターたちに会うために会場に足を運んでみよう。会期中の情報は、ムービーエンターでも追っていくので特集サイトをチェックして欲しい。

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