第2回東京ごはん映画祭先行イベント『Cooking Up Dreams』ペルーごはん&ライブつき上映会

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 昨年の初開催から、今年で2回目を迎える、映画好き&FOOD LOVERSたちに贈る“おいしい!”が詰まった複合型イベント『東京ごはん映画祭』。10月8日から23日までの開催に先駆けて、10月1日から4日までの期間、先行イベントが開催されました。

 昨年は1週間で全8作品を上映し、女性を中心に約3,000人を動員。今年は規模を拡大して、10月8日から23日までの期間に全17作品が上映されます。メイン会場となる東京都写真美術館ホールの他、サテライト会場では、ごはんを食べながら映画を観る“ごはんつき上映会”が行われ、いずれの会場もチケットは即完売となり、追加開催も決定しています。

 先行イベントとして、10月1日には恵比寿The Garden Roomにて、笹子重治 with 比屋定篤子 & アン・サリーによる先行ライブイベント「eatrip music marche ささごはん vol.3 」を開催。3日には恵比寿TIME OUT CAFEにて映画『eatrip』沖縄ごはん&ライブつき上映会が開催されました。

 先行イベント第3弾となる4日には、恵比寿ミラフローレスにて映画『Cooking Up Dreams』ペルーごはん&ライブつき上映会を開催。日本初公開となるペルーの食映画『Cooking Up Dreams』にちなんで、ペルー料理店の恵比寿ミラフローレスに、女性を中心に約30名が詰めかけました。

 食事は、野菜、魚、肉、米料理、手づくりパンなど“世界の美味しい料理ベスト10”に入るペルー料理がビュッフェ形式で提供され、ペルーの伝統的な紫トウモロコシジュースやカクテルをはじめ250種類のドリンクが飲み放題。プレミアチケットを手にしたFOOD LOVERSたちは、食事と会話を心ゆくまで楽しんだ後、いよいよ映画『Cooking Up Dreams』の上映が開始されました。

 『Cooking Up Dreams』は、ペルー料理界で最も著名なシェフのガストン・アクリオをはじめ、様々な土地に暮らすペルーの人々と食を探るフードドキュメンタリー。じゃがいも、トマト、唐辛子の起源といわれるペルー・アンデス一帯には、世界の食のルーツがあります。山、海、川、ジャングル、様々な気候風土を持ち、移民も多いペルーは食材も食文化も多種多様で、ペルー料理は欧米でも人気となっています。

 ペルーは日本同様、昔から大地震の多い国。本編では、2007年のピスコ地震後に一丸となったシェフたちが「世界へ向けて、食で国(ペルー)を元気にしていく!」という希望あふれる姿が描かれ、3.11の東日本大震災から復興中の私たち日本人にも大きな勇気と希望を与えてくれます。また、文明の力に頼りすぎずに、火や石、土などを用いた自然と調和した原始的な調理法には、驚きを持つと同時に、今の私たちに何かを気付かせてくれます。

 上映後には、山下topo 洋平(ケーナ、サンポーニャ)と智詠(ギター)によるペルー音楽ミニライブが披露され、お腹も心も満たされた観客たちによる温かい拍手で会場が包まれました。

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