第24回東京国際映画祭作品ガイド<香川京子と巨匠たち部門>
10月22日から30日まで開催される第24回東京国際映画祭をムービーエンターで大特集。各部門ごとに作品をご紹介しよう。
日本を代表する巨匠監督たちに愛された名女優、香川京子の特集上映を東京国際映画祭とフィルムセンターとの共催で行う。今年、日本人初のFIAF(国際フィルム・アーカイブ連盟)賞を受賞され、会期中には、贈賞式も行われる。
<作品一覧>
『近松物語』
【作品解説】
京都の大店の手代・茂兵衛は、あらぬ疑いを受け、主人の若妻おさんとの不義密通の汚名を着せられる。近松門左衛門『大経師昔暦』のおさん・茂兵衛の悲恋物語を、巨匠・溝口健二が透徹した美意識で映画化した傑作。
『王将一代』
【作品解説】
明治四十年。大阪天王寺の裏長屋に、赤貧洗うが如き生活を続けていた坂田三吉は、将棋といえば妻子も家業も忘れ果てるほどの奇人であった。妻の小春は困苦の家計を支えていたが…。香川さんが坂田三吉の娘を演じる。
『驟雨』
【作品解説】
亮太郎と文子の夫婦は結婚後4年、既に倦怠期を迎えていた。日曜の朝から些細なことで喧嘩が始まり、亮太郎は家を出て行ってしまう。その夕方、新婚旅行に出たはずの姪のあや子が家へやってきて…。
『猫と庄造と二人のをんな』
【作品解説】
谷崎潤一郎昭和初期の名作の映画化。大阪芦屋附近の商家を舞台に猫好きの男庄造と愛猫リリーをめぐるふたりの女たちの葛藤を描く。気品ある従来のイメージを打ち破ってアプレ少女役に挑戦している香川さんに注目。
『どん底』
【作品解説】
ゴーリキーの同名戯曲『どん底』を日本の江戸時代に置き換えて、貧しい長屋の様々な住人の人間模様を描く黒澤明監督作品。香川さんが黒澤時代劇のヒロイン役に抜擢され、どん底の中で生きる美少女役を演じる。
『杏っ子』
【作品解説】
小説家・平山の娘、杏子は婚期を迎え様々な縁談を持ち掛けられるが、最後には近所に住み平山家と懇意にしている貸本屋の亮吉が杏子を貰い受ける。作家志望のダメ亭主を軽蔑しつつも生活から逃れられない女を演じる。
『赤い陣羽織』
【作品解説】
女好きで派手な赤い陣羽織を羽織っているお代官が権力を傘に来て、おやじの女房に言い寄る。なんとしてもおやじの女房を我がものにしようとするお代官も、実は自分の奥方に頭があがらない。木下順二作の艶笑時代劇。
『東京物語 デジタルリマスター』
【作品解説】
尾道に住む老夫婦が東京で暮らす子供たちを訪れるために上京する。子供たちは久しぶりの再会でふたりを歓迎するが、それぞれの家庭の都合もあり構ってばかりはいられない…。世界的名作が最新のデジタル技術で美しく甦る。
『男はつらいよ 寅次郎春の夢』
【作品解説】
とらやに変な外国人マイケルが下宿して寅さんと犬猿の仲になってしまうが、通訳を買って出た英語塾の先生めぐみとその美しき母が現れ事態は一変する。香川さんが寅さんのマドンナになる国民的映画シリーズ第24作。
香川京子を知っている人は、勿論、知らなかった人もぜひ観て欲しい。巨匠たちに愛された女優の華麗なる演技に酔おう。
その他の部門については、ムービーエンターで実施中の東京国際映画祭特集でまとめているのでアクセスしてみよう。
・第24回東京国際映画祭特集 - MOVIE ENTER
日本を代表する巨匠監督たちに愛された名女優、香川京子の特集上映を東京国際映画祭とフィルムセンターとの共催で行う。今年、日本人初のFIAF(国際フィルム・アーカイブ連盟)賞を受賞され、会期中には、贈賞式も行われる。
<作品一覧>
『近松物語』
【作品解説】
京都の大店の手代・茂兵衛は、あらぬ疑いを受け、主人の若妻おさんとの不義密通の汚名を着せられる。近松門左衛門『大経師昔暦』のおさん・茂兵衛の悲恋物語を、巨匠・溝口健二が透徹した美意識で映画化した傑作。
【作品解説】
明治四十年。大阪天王寺の裏長屋に、赤貧洗うが如き生活を続けていた坂田三吉は、将棋といえば妻子も家業も忘れ果てるほどの奇人であった。妻の小春は困苦の家計を支えていたが…。香川さんが坂田三吉の娘を演じる。
『驟雨』
【作品解説】
亮太郎と文子の夫婦は結婚後4年、既に倦怠期を迎えていた。日曜の朝から些細なことで喧嘩が始まり、亮太郎は家を出て行ってしまう。その夕方、新婚旅行に出たはずの姪のあや子が家へやってきて…。
『猫と庄造と二人のをんな』
【作品解説】
谷崎潤一郎昭和初期の名作の映画化。大阪芦屋附近の商家を舞台に猫好きの男庄造と愛猫リリーをめぐるふたりの女たちの葛藤を描く。気品ある従来のイメージを打ち破ってアプレ少女役に挑戦している香川さんに注目。
『どん底』
【作品解説】
ゴーリキーの同名戯曲『どん底』を日本の江戸時代に置き換えて、貧しい長屋の様々な住人の人間模様を描く黒澤明監督作品。香川さんが黒澤時代劇のヒロイン役に抜擢され、どん底の中で生きる美少女役を演じる。
『杏っ子』
【作品解説】
小説家・平山の娘、杏子は婚期を迎え様々な縁談を持ち掛けられるが、最後には近所に住み平山家と懇意にしている貸本屋の亮吉が杏子を貰い受ける。作家志望のダメ亭主を軽蔑しつつも生活から逃れられない女を演じる。
『赤い陣羽織』
【作品解説】
女好きで派手な赤い陣羽織を羽織っているお代官が権力を傘に来て、おやじの女房に言い寄る。なんとしてもおやじの女房を我がものにしようとするお代官も、実は自分の奥方に頭があがらない。木下順二作の艶笑時代劇。
『東京物語 デジタルリマスター』
【作品解説】
尾道に住む老夫婦が東京で暮らす子供たちを訪れるために上京する。子供たちは久しぶりの再会でふたりを歓迎するが、それぞれの家庭の都合もあり構ってばかりはいられない…。世界的名作が最新のデジタル技術で美しく甦る。
『男はつらいよ 寅次郎春の夢』
【作品解説】
とらやに変な外国人マイケルが下宿して寅さんと犬猿の仲になってしまうが、通訳を買って出た英語塾の先生めぐみとその美しき母が現れ事態は一変する。香川さんが寅さんのマドンナになる国民的映画シリーズ第24作。
香川京子を知っている人は、勿論、知らなかった人もぜひ観て欲しい。巨匠たちに愛された女優の華麗なる演技に酔おう。
その他の部門については、ムービーエンターで実施中の東京国際映画祭特集でまとめているのでアクセスしてみよう。
・第24回東京国際映画祭特集 - MOVIE ENTER