宴席に同席した男子大学生に私的な話や会の様子をツイートされ、ネットで騒動となっていた、なでしこジャパンDF熊谷紗希選手（20）が21日、ツイッターを通じて「私の軽率な行動が、今回のような事態を招くことになってしまい、本当申し訳なく思っています。また、誤解を招くような発言があったことも、深く反省しております」と謝罪した。

　また、監督批判があったとされる件については「事実ではありませんが、間違いなく私の言葉足らずで、誤解を招いてしまうような発言が原因です。また、チーム事情に関しても、事実とはかけ離れた表現で書かれてあり、内容は事実ではありません」と否定した。

　さらに「監督をはじめ、チームメイト、関係者の方々、応援してくださっている全ての方々にご迷惑をおかけしたことを、この場を借りて深くお詫び申し上げます。今後は、サッカーの面だけでなく、全ての面で意識を高く持って、一からやっていきたいと思います」ともつづった。

　今回の騒動は、熊谷選手が宴席で話した私的の会話を、同席した男子大学生にツイッターで“実況中継”されたことが発端。ツイートされた話には、監督批判ともとれる内容や同僚選手の上半裸の写真を見たという内容がつづられていた。

　大手掲示板やツイッターにはこれに関する批判的なコメントが多く書き込まれ炎上状態。ただ、コメントの多くは「私的な事なのに熊谷選手が謝る必要はない」「問題はツイートした方のモラルの低さ」といった熊谷選手を擁護する内容。

　報道によれば熊谷選手は21日、出演を予定していたテレビ番組やイベント等を欠席。同日には事態を重くみた日本サッカー協会がクラブチームや熊谷選手に厳重注意をしたという。

　ツイッターに関しては先日も、大手スポーツブランドの（元）社員が、店舗に訪れたスポーツ選手の行動をツイートし、批判を浴びた。スポーツ選手に限らず芸能人や財界人など、プライベートも気を配らなければならない時代を迎えていると言えそうだ。（編集担当：武田雄樹）



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