数日前にアストンヴィラと契約を交わしたばかりの元フランス代表MF、ロベール・ピレスが(37)が21日、プレミアリーグ第14節ブラックバーン戦の68分から出場した。

 試合に敗れはしたものの、ピレスは「生き返った気がする」とピッチに戻ってきた喜びをル・パリジャン紙に語った。「サッカーの国、世界最高のリーグであるこのイングランドに帰ってきたのは、僕にとっての復活だ。昨年はビジャレアルであまり試合に出られず、欲求不満だった。こうしてプレーできるのは最高。たった25分だったけど素晴らしいよ」と興奮を隠さない。

 2度にわたる靭帯弾裂という大ケガを乗り越えてきたピレス。それだけに、走れるうちは現役をつづけたいという強い思いがある。「身体の調子はすごくいいよ。とてもやる気を感じている。僕に信頼を寄せてくれたジェラール・ウリエ(監督)や経営陣には、きっちり応えるつもりだ」と力強く語った。

 次の試合はホームで古巣アーセナルを迎える。ガナーズの黄金時代を築いた勇者の復活を目の当たりにできるのは、敵ながらアーセナル・サポーターにとっても待ち遠しいイベントとなるに違いない。