イングランドで最もリッチなサッカー選手は誰か。毎年、雑誌『FourFourTwo』が発表する長者番付で今回もトップに立ったのは、ロサンゼルス・ギャラクシーMFデイヴィッド・ベッカムだった。2位のマイケル・オーウェンとの差は、何と6000万ポンド(約78億5000万円)。確かに、ヴィクトリア・ベッカム夫人の収入もあり、昨年より2500万ポンド減ったとはいえで、1億ポンドは圧倒的だ。

2位のオーウェンは所属のマンチェスター・ユナイテッドで出場機会に恵まれていないが、ピッチの外では4000万ポンド(約52億3000万円)と活躍。3位は同じマンUのリオ・ファーディナンドで、オーウェンとの差は600万ポンド(約7億9000万円)だ。

マンU勢を崩して4位に食い込んだのは、ニューカッスルDFソル・キャンベルの3100万ポンド(約40億6000万円)。5位からは再びマンU勢となり、2700万ポンド(約35億3000万円)のライアン・ギグスが名を連ねた。だがサプライズとなったのは、6位のウェイン・ルーニーだ。プライベートで結婚生活破たんの危機に陥った彼は、昨年から1200万ポンド(約15億7000万円)の減収となる2500万ポンド(約32億7000万円)となっている。

2200万ポンド(約28億8000万円)でルーニーを追うのが、スティーヴン・ジェラードとフランク・ランパード。ランパードのチームメートであるジョン・テリーは1900万ポンド(約24億9000万円)で9位となった。トップ10で唯一のニューフェイスとなったのは、1月にロベルト・マンチーニ監督率いるマンチェスター・シティへ移籍したMFパトリック・ヴィエラ。収入は1800万ポンド(約23億6000万円)となっている。

一方、ベンチに目を向けてみると、指揮官で最もリッチなのは、3600万ポンド(約47億1000万円)を稼ぐファビオ・カペッロ監督。2位は2800万ポンド(約36億6000万円)のロイ・キーン監督、3位は2200万ポンド(約28億8000万円)のアレックス・ファーガソン監督となっている。カルロ・アンチェロッティ監督は2100万ポンド(約27億5000万円)、アーセン・ヴェンゲル監督は1700万ポンド(約22億2000万円)。マンチーニ監督とスヴェン・ゴラン・エリクソン監督が1500万ポンド(約19億6000万円)でこれを追っている。興味深いところでは、マンUのリザーブチームを率いるオーレ・グンナー・スールシャール監督が1000万ポンド(約13億円)を手にしていることだろう。