―――現場の雰囲気がすごく楽しそうなのが十分に伝わってきました(笑)。特にお2人は、ジュノン・スーパー・ボーイ出身ですが、お互いにライバル意識はありますか?

溝端:ジュノン・スーパー・ボーイコンテスト会場の廊下で会った時に、「平岡祐太君だ!」と興奮しつつ「先輩であっても負けらんねえぞ!」とすごく思いましたね。それは、平岡君には伝わっていたみたいですね。

平岡:「こいつ、ギラついているな」と、獲物をとらえるような空気が伝わってきましたね。

―――ギラギラしていたのが一転。ジュノン・スーパー・ボーイの先輩・後輩として、現場ではお互いを尊重しあって良い刺激を与えあっていたようですね。

溝端:祐太君に、ゲームの『ウイニングイレブン』の話をしたらわざわざ買って遊んでくれたんですよ! ね?!

平岡:持っていなかったのですぐに買いに行きました(笑)。

溝端:話を聞いてないようでいて、ちゃんと熱心に聞いてくれているんだなあと思いました。

平岡:現場に溝端君がいる雰囲気を見ていると、嫌な所が全くなくて、色んな所で誰にでも好かれているんだなと思いますね。

溝端:(照れながら)やめて下さいよ〜、本当に。

―――そんなに仲がよくなった2人が、 “胸キュン”してしまった所はどこですか?

平岡:溝端君が、現場で「これ美味しいっすよ」と言ってウインナーを焼いてくれたんですよ。食べてみたら、「あ、美味しいな」と思って。映画のテーマの“胸キュン”は、多分、僕達2人の胸キュンですね(笑)。

溝端:僕がマンガの『ONE PIECE(ワンピース『週刊少年ジャンプ』)』が大好きなので、平岡さんに『ONE PIECE(ワンピース)』の話を延々にしているのを「うんうん」と聞いてくれていて、平岡さんは途中までしか読んでいなかったのに、わざわざマンガ喫茶まで行って50巻くらいまで読んでくれたんです。さりげなく漫画を読んでくれている所が、やっぱり“胸キュン”ポイントだなあと思いますね。

―――それは相当 “胸キュン”ポイントが高いですね! では、恋のドキドキと紙一重である恐怖のドキドキ。お2人とも怖がりですか?

溝端:今は怖がりではないですね。小さい頃は、“貞子”(映画『リング』)とか怖かったですけどね。

平岡:“貞子”はめっちゃ怖かった〜。

溝端:めっちゃ怖かったよね〜(笑)。『リング』のテーマ曲が流れただけでも、鳥肌が立つくらい怖かったりしました。マジな心霊話とか幽霊がいることは信じますけど、今は、霊感がない人には見えないんだってわかっているし、僕には霊感がないから、見えるはずがないと思うので怖さはないかな。

―――映画では「想像するからお化けが生まれる」といったように、妄想が現実化することをテーマにしていましたが、お2人とも実際に想像したことが実現した経験はありますか?

溝端:僕は、よくありますね〜。仕事でもそうなんですけど、この間ドラマ『BOSS(フジテレビ系列ドラマ)』をやった時に、浅利陽介さんと共演する機会があったので、ドラマ『コードブルー(フジテレビ系列ドラマ)』見ていました。俺、山下(NEWS 山下智久)さんに、すげー憧れているんですよ」と言ったら、本当に1週間後くらいに、山下さんと共演が決まったりしたんですよ。言ってみるもんだなと思いましたね。

平岡:僕も、言っていれば叶うなと思いますね。「25歳までに主役をやる!」と思ってやってきて、実現しましたから。

―――夢を現実化したいと願う中で挫折を味わい迷っている人達にも、もう一度頑張ってみようと背中を押してくれる映画でもありますよね。

溝端:僕は、2〜3年後に「月9」の主役をやれたらいいなと思っているので、それを色んな所で言っています!

平岡:2〜3年後、本当に叶いそうだね。

溝端:そうっすか? 叶わせます、きっと!

―――早く現実になるのを楽しみにしています! では、最後にこの映画をこれからご覧になる方に見所を教えてください。

平岡:今までありそうでなかったこの4人の共演が、僕自身もすごく嬉しかったです。この4人が集まったからこそ生み出せた科学反応を面白いなと思ってもらえれば、すごく嬉しいですね。

溝端:そうですね。ホラー映画だけど、後を引かないのが魅力だし、本当に楽しい部分も沢山あるので、好きな人と観てもいいドキドキがきっとあると思う。アトラクションのような、ちょっとお祭りのような、夏にピッタリの映画だと思います。だから、僕はポップコーンじゃなくて、浴衣を着てかき氷を食べながら観て欲しいなって思います。

―――恋愛のドキドキとホラーのドキドキが紙一重なのか、実際に見て確かめてくれればいいですね。

溝端:そのど真ん中をちょうどいってる映画ですから、デートにはもってこいなので、みなさん、キュンキュンしてください!

溝端淳平
スタイリスト:中村剛
ヘアメイク:足立まりこ

平岡祐太
スタイリスト:伊藤省吾
ヘアメイク:新宮

NECK ネック」ストーリー

大学院生の真山杉奈は、キュートなルックスとは裏腹に、研究室でお化けを作ろうとしていた。そんなことは知らず、同じ大学のスポーツマン、首藤友和は杉奈に「つきあって下さい」と告白。全く気のない杉奈だったが、首藤という名前に興味を持ち、研究室に呼び出す。研究室に来た首藤は、大きな木箱に入れられ、杉奈の実験台に使われるハメに…。

若者たちの間で熱狂的に支持される舞城王太郎が“NECKプロジェクト”として原案を書き下ろした。大学院生の杉奈は、子供の頃に聞いた「怖がっているから、お化けが出るんや」という言葉を信じて、人を怖がることによってお化けを作り出そうとする。杉奈の研究のために、「怖がりや」たちが犠牲になり…。舞台と平行して企画された、異色のホラー・エンターテイメント。主演は、相武紗季(「天地人」)、溝端淳平(『赤い糸』)、栗山千明(『ハゲタカ』)、平岡祐太(「龍馬伝」)ほか。若手実力派たちのコメディアン、コメディエンヌぶりに注目。監督は、「永遠の仔」などドラマで活躍し、これが初の長編映画となる白川士。

「NECK ネック」 - 公式サイト

公開情報:8月21日(土)、シネマサンシャイン池袋、新宿バルト9他
全国ロードショー

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