11日の国際親善試合でコートジボワールと対戦するイタリア代表。負傷したジャンルイジ・ブッフォンが戻ってくるまで、キャプテンマークを巻くMFダニエレ・デ・ロッシは、あらゆるテーマについてキャプテンとして語った。

「南アフリカW杯からは、いくつかの要素におけるクオリティーを持ちこまなければいけない。逆に、ドイツ大会で優勝できたときのメンタリティーから何を失ったかも理解しなければいけないね」

「(チェザーレ・)プランデッリ監督のことはすでに知っていた。優秀な人だし、経験豊富な指揮官だ。ローマでも同じ戦術的アイディアを持っていたし、それをフィオレンティーナへも持ち込んで、この数年間で素晴らしい結果を残してきた」

「カッサーノは議論の余地もないクオリティーを持っている。かつては問題もあったけど、会ったときにそれは解決したよ。今のアントニオはかつての彼とは違う。素晴らしいタレントを持っているし、この代表の天才的プレーの基点となれるはずだ。(マリオ・)バロテッリ? 直接は彼のことを知らなかった。驚かされたよ。2日間の練習では良い振る舞いだった。ただ大事なのは、難しいときが来ても、この姿勢を続けていくことだ」

「(帰化選手の招集は)監督が決めることだけど、(批判している政党)北部同盟が口を出すことじゃない。2カ月前にも、彼らは代表の結果に関心を持たず、僕らの対戦相手の結果に興味を示していたじゃないか。ほかの代表チームを見ても、サッカーはこの方向へ向かっている。僕は監督の決定と同じように、問題なくチームメート全員を受け入れるし、彼らに敬意を払う」

プランデッリ監督は今回のメンバーの背番号について、「責任感を負わせるために」チームに任せたと明かしている。これを受け、5番になったデ・ロッシは次のように説明している。

「代表でのキャリアに応じて決めたんだ。僕はずっと5番が好きだった。ローマでも5番にしたかったんだけど、(フィリップ・)メクセスが選んだんだ。16を選んだのは、娘の誕生日だったからだよ。カッサーノが10番? 番号が示すものを具現化しているんじゃないかな。問題なく、彼がつけて構わないはずだ」