米国労働省が発表した雇用統計(季節調整済み)によると、9月の米国失業率(軍人除く)は、前月から0.1ポイント悪化の9.8%となった。1983年6月に10.1%を記録して以来の厳しい水準が続く。

 景気との連動性が高い非農業部門の雇用者数(季節調整済み)は、前月から26万3000人の減少で21カ月連続の減少となった。前月の減少幅(20万1000人減)を上回った。

 産業別に見ると、製造業・建設業関連が11万6000人減(前月13万2000人減)。サービス業関連が14万7000人減(同6万9000人減)となり、前月に比べ減少幅が拡大した。

8月の米国失業率は9.7%に悪化(2009-09-07)
7月の米国失業率は9.4%、1年3カ月ぶりに改善(2009-08-10)
6月の米国失業率は9.5%、雇用情勢の悪化止まらず(2009-07-03)

日本人材ニュースHRN」は人材採用・人材育成の専門紙。「中立公正」「確かな取材活動」で情報提供を行っています。