要素分解は半端にやってもね・・・。ブランディングを批判する/伊藤 達夫
企業の目的は儲けることですね。基本、そうです。ただ、儲けるまでのプロセスを分解する作業も必要です。儲けるまでの因果関係を分解して、中間に目標変数を規定することは大事は大事です。でもね、ちゃんと使いこなしているでしょうか?
経営コンセプト、経営用語はやまほどあります。
全て、儲けるために考え出されたものでしょう。
例えば、BPRはビジネスのプロセッシングを機能に分解して、その分解した機能ごとに処理速度を最大化すれば、全体の処理速度も最大化される、という考え方です。
プロセッシングの処理速度を最大にすると、インプットの量が同じでも、アウトプットが素早く出てくる。
そうすると、アウトプットにリソースとなるキャッシュがあるので、そのキャッシュをまたプロセッシングに投入すれば、またキャッシュが出てくる。
そういうふうに、効率を最大化することで、効果も上げていくという考え方ですね。
で、マーケティングというのも、儲けるためのものですよね。
「企業と顧客の交換活動の最大化」というミクロ経済学と近いモデルで消費を捉えることによって、ミクロ経済の知見をもってきている。元々そういう考え方だと思います。
そのうち、プロフィットとからめて、交換を生み出すためにかかるコストを自社へのお金の入力が上回るようにするという観点も入り込んできて。私はあまり好きではないですが、「儲かる仕組みを作る」的な言い方をするようになってますよね。
確かに、交換を最大化できても、つぶれちゃいかん。経済学では、自分の利得の最大化が前提となっているので、そこを改めて問うていなかったから、わざわざ自社へのお金の入力がコストを上回るようにすることを述べていなかったのだと思いますけど。
でもまあ、マーケティングで売りを上げればいい!といって、プロフィットが出ることを忘れた経営者は山ほどいますけどね・・・。
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経営コンセプト、経営用語はやまほどあります。
全て、儲けるために考え出されたものでしょう。
例えば、BPRはビジネスのプロセッシングを機能に分解して、その分解した機能ごとに処理速度を最大化すれば、全体の処理速度も最大化される、という考え方です。
そうすると、アウトプットにリソースとなるキャッシュがあるので、そのキャッシュをまたプロセッシングに投入すれば、またキャッシュが出てくる。
そういうふうに、効率を最大化することで、効果も上げていくという考え方ですね。
で、マーケティングというのも、儲けるためのものですよね。
「企業と顧客の交換活動の最大化」というミクロ経済学と近いモデルで消費を捉えることによって、ミクロ経済の知見をもってきている。元々そういう考え方だと思います。
そのうち、プロフィットとからめて、交換を生み出すためにかかるコストを自社へのお金の入力が上回るようにするという観点も入り込んできて。私はあまり好きではないですが、「儲かる仕組みを作る」的な言い方をするようになってますよね。
確かに、交換を最大化できても、つぶれちゃいかん。経済学では、自分の利得の最大化が前提となっているので、そこを改めて問うていなかったから、わざわざ自社へのお金の入力がコストを上回るようにすることを述べていなかったのだと思いますけど。
でもまあ、マーケティングで売りを上げればいい!といって、プロフィットが出ることを忘れた経営者は山ほどいますけどね・・・。
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