今日は、プレゼンやスピーチで緊張してしまう人に向けて、処方箋になるかもしれないことを書いてみます。もしも、効果があったらうれしいです。


 さて、先日「緊張してしまいます」と言っていた人がいたので、そういう人への処方箋でも書こうかな、と思います。

 緊張に対処する精神論と技術論があると思います。

 昔は緊張して困りました。今でもけっこう緊張しますが、相当ましです。

 ある時から、だいぶ緩和しました。それは精神論的なことがわかってからですね。

 緊張するのはなぜか?

 「自分を今の自分よりよく見せようとするから」だと私は思います。

 でもね、今の自分を出せれば、なんとかなるものです。いや、なんとかなるぐらい練習しておかないとだめですよ。練習しないでうまくやれるなんていう人は、天才です。そんな人のことはいいのです。

 私は新卒の頃、クライアント向けの説明をはじめてやらせてもらえることになった時、すごく嬉しかったですね。だから、朝の7時〜9時ぐらいに会議室に1人で篭って練習していました。

 今でも、カチプレをやる場合は練習します。

 一生懸命練習している人を見ると、うれしくなりますよね。

 で、その練習した分が、本番で出ればそれでいい。

 確かに、自分の中にあるなにかを引きずり出す感覚もなくはないです。でも、それは緊張するとかしないとか、そういう次元より先にあるものです。

 緊張する、しないという次元にいるのであれば、練習した時の自分を出せるようになること、それが大事です。

 で、自分以上のものを出そうとしない。今の自分よりよく見せようとしない。

 今の自分を認めてあげることを自分に対してすること。自分以外の何者かになろうとしないことですね。


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