世間は、選挙一色である。昨日まで、ペコペコ頭を下げていた政治家の先生たちが、今日を境に、偉そうな先生に豹変する。同じような姿を、どこかで見たことあるぞ。聞いたことあるぞ。
それは、風俗行って説教する無粋なオッサンの無粋な姿と同じである。

オスのチンパンジーは、メスのチンパンジーに対して身繕いをしてあげたり、持っているバナナをあげたりする見返りに、交尾を許してもらうという行動が観察されているという。人類最古の商売は、「売春」だと言う俗説にも、何か頷ける。


人類の歴史が生まれて、ほんの数千年。日本の風俗市場規模は、5兆円まで大きくなった。内訳は、ソープランドが、1兆円。ヘルスとイメクラで7000億円。デリヘル2.5兆円。ピンサロ7500億円。援助交際が500億円。全国の風俗嬢推定10万人(援助交際の素人は除く)は、実にアメリカのほぼ2倍と言われる。
資料「デリヘルの経済学」モリコウスケより
資料「世界の下半身経済が儲かる理由」門倉貴史より


デリヘルの市場規模2.5兆円は、島根県や徳島県の県民総生産とぼぼ同じ。ピンサロの市場規模7500億円は、日本の地方交付金予算を軽く上回ってしまう。マーケットとして見ると風俗産業は、エロすごい。しかし、欲望と直結しているが故に、市場規模の割には、その現場には、エロまぬけな姿がいっぱい見られる。


その代表的な姿が、、、「コトをおよんだ後に、説教するオッサン」である。
『何で、こんなところで働いているの・・・』
『両親が見たら泣くよ・・・』
『早く辞めた方がいいよ・・・』
自分の今の姿を顧みない「上から目線」の説教は、風俗で働く女性達から蔑視されている。


欲望を満たすことを目的としている自分への「羞恥」と「罪悪感」が、欲望を満たした後に、噴出してくる。
それをごまかすために、説教をする=上から目線でごまかす。
醜態をさらしている自分の自尊心を保つために、
エロオヤジは、説経するのである。

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