昨日からスタートしたセブンイレブンのおにぎり100円セール。そのマーケティング的な真意に関しては既報(『おにぎり100円セールでコンビニが狙う“損して得取れ”戦略』)の通りだが、実際にこのキャンペーンがどのように展開されているのかを確かめるべく、ミステリーショッパーとして実際に店舗に足を運んでみた。

顧客目線からこのキャンペーンを検証すると実に様々な疑問が浮かび上がってきた・・・・・・

8月7日金曜日午後4時、セブンイレブンのおにぎり100円セールをこの目で確かめるために最寄りのセブンイレブンへと向かう。都内の閑散とした路地裏に入ると目的の店舗が見えてきた。入口には大きな「おにぎり100円セール」のポスターが目立つ所に貼ってある。このポスターを見て、店内に足を踏み入れるお客様もきっといることだろう。

はやる気持ちを抑えながら店内に入ると、一目散におにぎりコーナーへ。昼時を過ぎて陳列されているおにぎりは少なくなっているが、まだ十分な数が残っている。隣では店員が夕方の書き入れ時を前に商品の補充に余念がない。

おにぎりコーナーをチェックすると価格表示のスペースに細長い「おにぎり100円セール」をプロモーションするポスターが貼られている。大々的なキャンペーンだけにこの位は当然のことだろう。

ただ、気になるのは大々的なキャンペーンの割に目立つプロモーション手法は入り口と陳列棚に貼られたポスターだけ。果たしてこれだけでどのくらいの効果があるのだろうか?マーケターとして気になるところである。

以下ミステリーショッパーとして一店舗を視察した個人の疑問を通して、今回のおにぎり100円セールを検証していきたい。


■ なぜ、陳列に工夫を凝らさないのか?


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