今日は、小さな組織の生産力についてです。トップの人間は、いろいろ言われるものですが、伊達にトップではないですね。今日はその辺りのお話しです。


 組織の生産力は不思議なものです。

 たいてい、トップの人の生産力は尋常ではありません。特にサービス業で顕著ですが、チームの生産力の1/3から半分はトップ1人で上げられたりします。

 チームができた当初と言うのは、トップの人がからまないと数字になりません。すごいことですね。まあ、数名のチームですけどね。

 生産力の8割がトップの人に依存していたりします。

 まあ、そういうもんです。

 ただ、組織化を進めていくと、ひとり立ちする人が出てきます。

 それでも、トップへの依存度は相当高いんですけどね。

 ただ、ここでひとり立ちする人が、「俺はすごいんだ!」と周りの人を押さえつけてしまうと、結局、みんなの成長はありません。

 まあ、当然、トップの人がずっと「俺はすごいんだ!」をやっていると、ひとり立ちする人すら出てきません。

 面倒なのは、ひとり立ちした人が、トップに反発して「俺はすごい!」をやると、依存的な人、向上心の薄い人、トップに不満な人はそちらに取り込まれます。

 そして、チームが割れますね。やめたり、協力し合わなかったり。

 いろんなことが起こります。そうすると、ちっとも全体の生産力が上がらない。

 でもまあ、よくある図式です。

 ただ、構成員の人々は、このことに気が付かない。自分の反発心をモデル化されたくないですよね。

 自分のトップへの反発も。自分への評価も。パターンで説明されたくはないですよね。

 でも、不満に思う人々に自覚して欲しいなと思うのは、自分とトップのレベル差がどれぐらいあるか?です。天文学的にある場合が多いですが、あまりにレベルがかけ離れていると、その差に気づくことができない。


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