グリーンカードはとれません/池田 智子
とにかくアメリカに移住したい! という若い日本人は多い。911テロ以降グリーンカードはおろか留学VISAさえも取得は難しくなってきた。夢を見るよりも現実を。日本のパスポートは世界のどこに行っても優遇される素晴らしい権利だと思うのですが。アメリカに行って結婚すれば取れる? 子供を産めば取れる? 実際はそう甘くはないようで
■ そもそもグリーンカードとは?
グリーンカードとは米国の外国人永住権及びその資格証明書のことであり、最初に採用された色が緑色だったことに起因している。これさえあればアメリカにビザなしで滞在が可能であり、就労に関しても制限が発生しない。
大学で勉強することに関してもグリーンカードを持っていれば学費が安くなり有利だという。TOEFLで点数が足りないといった問題からも開放されることとなる。
取得をするのは「自分にしかできない技術がある」と申請する方法や抽選によるものなどがある。友人で毎年業者に依頼してグリーンカードの抽選に応募している人がいるが、5年を経過しても取得はできていない。それもそのはず。応募者数は年々増え続け、有効応募者数/約910万人に対して320人、つまり単純計算すると0.0035%という、まず当たるはずのない当選確率になのだ。
■ 市民権との違い
市民権を取るためには3年から5年程度米国に居住する必要があり、日本人である場合は「日本国籍を放棄」する必要がある。これがあると「陪審員権」と「選挙権」を得ることができ、「公務員になることができ」、生活に困れば「生活保護を受けること」が可能となる。こうなってくると、完全なる「アメリカ市民」と認められるようになる。
また市民権を取得した場合は親族(親、子、兄弟)に永住権の優先権が与えられ、一族合わせてアメリカへの移住が可能というメリットがある。
続きはこちら
■ そもそもグリーンカードとは?
グリーンカードとは米国の外国人永住権及びその資格証明書のことであり、最初に採用された色が緑色だったことに起因している。これさえあればアメリカにビザなしで滞在が可能であり、就労に関しても制限が発生しない。
取得をするのは「自分にしかできない技術がある」と申請する方法や抽選によるものなどがある。友人で毎年業者に依頼してグリーンカードの抽選に応募している人がいるが、5年を経過しても取得はできていない。それもそのはず。応募者数は年々増え続け、有効応募者数/約910万人に対して320人、つまり単純計算すると0.0035%という、まず当たるはずのない当選確率になのだ。
■ 市民権との違い
市民権を取るためには3年から5年程度米国に居住する必要があり、日本人である場合は「日本国籍を放棄」する必要がある。これがあると「陪審員権」と「選挙権」を得ることができ、「公務員になることができ」、生活に困れば「生活保護を受けること」が可能となる。こうなってくると、完全なる「アメリカ市民」と認められるようになる。
また市民権を取得した場合は親族(親、子、兄弟)に永住権の優先権が与えられ、一族合わせてアメリカへの移住が可能というメリットがある。
続きはこちら