就・転職時の自己アピールは大切です。しかし「しっかり自己アピールしてるのに採用されない」という声もよく聞かれます。何が悪いのでしょうか?交際を求めるのに土下座は通用しないのです。

「自己アピールは」採用面接では、もっとも重要な要素の一つです。それはわかっていて、しっかりアピールしているのに、なぜ採用を獲得できないのでしょう。

実際の面接においても、こんなアピールをよく目にします。
「御社に入るのが夢でした」
「御社以外に志望先はありません。他社は受けていません」
「御社を最後の転職先にしたいです」
誠意のある言葉のように思います。

私はこういったアピールを耳にするたびに、バブル全盛期のトレンディ・ドラマ「101回目のプロポーズ」を思い出します。武田鉄也演じるさえない中年男が、当時日本最高の美女というポジションだった浅野温子演じる美人音楽家に惚れ、ふられてもふられてもターミネーターのように食い下がり、ついにその誠意にほだされハッピーエンドを迎えるというものでした。

武田鉄也は誠意を見せるため、いきなり車道に飛び出し、トラックに轢かれる寸前まで行きますが、「(あなたへの)愛があるので死なない」ことを証明します。
今考えれば、相当ウザい中年ストーカーです。当時の私も、ブサイク軍の一員として、「そんな上手い話、ある訳ねーだろ」とテレビに向かって文句言いながら最終回まで見てました。

そうです。あれは作り物、つまりドラマですから。(プロレスだけは本物。ゴールドバーグの173連勝だけはガチ)
そもそも自分のブサイクさは棚に上げ、結局美女を狙うという、大いなる矛盾を抱えていたそのドラマ、当時のモテナイーズからすれば、「土下座で美人が付き合ってくれる訳ない」ことを身にしみてわかっていた訳です。

これと同じことが、就・転職先企業に対して起きていないでしょうか?
「御社に入るのが夢でした」

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