今シーズン終了まで契約を残し、その後の契約延長でフロントとなかなか折り合いがつかなかったアタランタのドニだが、このほど2009年までの1年間の契約延長を果たした。

 ドニは昨シーズン終了前、「この1年、アタランタのために身を粉にして戦ってきた。クラブにはその見返りを求めたい」とコメントし、金銭面の大幅アップを要求していた。これに対してアタランタのルッジェーリ会長が「ドニは本当に欲張りなヤツだ。2008年6月末までの契約が終了したらとっととチームを出て行ってもらう」と応戦。両者の対立が深刻化していたが、アタランタのユース出身で長年をクラブで過ごしたドニを無下に放り出すのは得策ではないと判断したフロントが歩みよう形で、今回の契約延長となった。

 ドニは現在34歳。彼とすれば、自らが育ったクラブで現役を終えたかった。引退後の生活のためにも、ある程度まとまったお金が欲しかったのだろう、と言われている。