レアル・マドリーのオランダ代表MFウェズレイ・スナイデルは好調さを維持している。8日に行われたユーロ2008予選、対ブルガリア戦でも32メートル付近からのFK弾でオランダに先制点をもたらし、勝利に貢献。この結果、オランダはG組2位に浮上した。

　ブルガリア戦でのゴールで3試合連続得点となったスナイデル。リーガ開幕以来の3試合で4得点と好調さをキープしている。8月13日にレアル・マドリーに正式移籍が決まり、加入自体は遅かったものの新チームへの適応も順調だ。それはこの数字が物語っているといえる。ブルガリア戦ではゴールのみならず、中盤でチームの攻撃を牽引。スピードあるプレーに加え、守備面でも貢献していた。

「良い時期にいるね。レアル・マドリーに行って以来全てがうまくいっているのは本当だよ。今の調子が続いて、次のアルバニア戦でも最高の試合ができるといいね」。

　試合後、そう喜びを表し、コンディションの良さを認めたスナイデル。スナイデル、ファン・ニステルローイ、ドレンテ、そしてロッベンと4人のオランダ人選手を擁するレアル・マドリーは大きく様変わりし、一気にオランダ色が強まった。ロッベンはフィジカルコンディションの問題からまだリーガデビューを飾っていないが、リーガ再開となるアルメリア戦でのデビューが濃厚と見られている。そして、レアル・マドリーのニューリーダーとして得点のみならず、ゲームメーカーとしてのスナイデルの役割に期待がかかっている。

(スペイン通信)