6日夜（現地時間）、代表組を欠くミランはディナモ・キエフと遠征試合を行う。来年1月のトップチーム合流を目指す新加入FWパト（18）のプレーぶりが注目されるが、もう一人の注目すべき若者がプリマヴェーラ（ユース）からピックアップされてきた。現監督カルロ・アンチェロッティの子息ダヴィデ（18）だ。

　父親と同じセンターハーフとしてプレーするダヴィデ。初めて帯同するトップチームに興奮を隠し切れないようだ。

「僕が息子だからという理由で、遠征に招集されたんじゃないと信じてるよ。
　遠征にかなり興奮してる。ネスタやジラルディーノ、カフーと同じロッカールームで着替える、なんてことが同年代の選手には普通ありえないからね。しかも、彼らとパス交換できるんだよ？　何て感動的だろう！」

　率直な物言いに少年らしさがあふれている。いつか一流選手の仲間入りする日を夢見て。「エメルソンが僕のアイドル」と言うダヴィデの冒険は始まったばかりだ。