セビージャが圧勝でチャンピオンズリーグ本戦の切符を手に入れた。アントニオ・プエルタの訃報で9月3日に延期されたチャンピオンズリーグ予選3回戦第2戦は、セビージャが敵地でAEKアテネに1-4と圧勝。2試合合計6-1で本戦への進出を決めた。

　第1戦を0-2で破れているAEKは立ち上がりから果敢に攻めるたがゴールを割ることはできず、対するセビージャは守りを固め、ヘスス・ナバス、ディエゴ・カペルのスピードの活かしカウンター攻撃を試みる。先制点はセビージャ。ルイス・ファビアーノのPKで先制し、その後もケイタ、そして再びルイス・ファビアーノのヘッドで追加点を奪う。前半で0-3とほぼ勝利を手中に収めた。後半もヘスス・ナバスのアシストからケルジャコフがダメ押しとなる4点目を決めた。AEKもリバウドのPKで1点を返すも、セビージャが敵地で1-4の圧勝で勝利した。

　この1週間で3度目の遠征の疲れもみせず、クラブ史上初となる快挙を成し遂げたセビージャ。もちろんこのチャンピオンズリーグ本戦出場の切符はアントニオ・プエルタに捧げられた。

　セビージャは、チャンピオンズリーグのグループHでアーセナル、ステアウア・ブカレスト、スラビア・プラハと同組。9月19日の初戦は、敵地でアーセナルと対戦する。UEFAカップ２連覇を達成したセビージャがヨーロッパ最高の舞台でひと暴れしてくれることに期待したい。セビージャの新たな挑戦が始まる。アントニオ・プエルタとともに。

(スペイン通信)