昨シーズン、リーグ・アン2位に躍進したマルセイユで、左サイドバックとして38戦中37試合に出場したタイウォ。今シーズン、リーグではリヨンの7連覇を阻止し得る筆頭候補と目され、チャンピオンズリーグにも出場するマルセイユにとっては、欠くことのできない戦力だ。

　豊富な運動量とフィジカル・コンタクトを活かした守備とともに、強烈なロング・シュートも武器にする22歳のナイジェリア人。昨シーズンは3得点をあげている。バレンシアが獲得に乗り出しているとも報じられた。

　しかしタイウォは30日、マルセイユの地方紙「ラ・プロバンス」に、「今シーズンもリヨンが非常に強いだろう。だが我々はタイトルを争えるまでになった。これがシーズンの目標になる。だからクラブを出たいとは思わない。自分は、高い目標をもつ安定したクラブにいる。外国のビッグクラブに行くのは、もっとあとで考えればいい」とマルセイユに残ることを明言した。