2027年は、個性を磨き、あなたらしさを輝かせて『水晶玉子のオリエンタル占星術 開運暦2027』水晶玉子 インタビュー
この数年で、時代の空気がめまぐるしく変わり、価値観や私たちの暮らしも大きく揺れ動いてきました。「自分はどこへ向かえばいいのか」と、ふと立ち止まる瞬間が増えた今、その揺らぎに寄り添い、未来を見つめるためのヒントを与えてくれるのが、占星術研究家・水晶玉子さんのオリジナル占い「オリエンタル占星術」です。空海(くうかい)が伝えた宿曜経(しゅくようきょう)をもとに、東洋と西洋の叡智を融合させた独自の予測は、27タイプごとの運勢だけでなく、日々を豊かに過ごすための気づきをも教えてくれます。まだまだ先の見えない時代が続きそうな2027年、オリエンタル占星術は私たちにどんな光をもたらしてくれるのか。水晶さんにお話をうかがいました。
聞き手・構成=神山典子/撮影=chihiro.
星の子制作=カイフチエリ
加速する逆転現象の中に、新たな光も
──この数年で、世の中の変化を強く感じます。世界情勢や経済などの大きなテーマから、私たちのライフスタイルまで、さまざまなことが大きく変化していて、先の見えない時代が続いています。
2020年のグレートコンジャンクション(土星と木星の合(ごう))を境に、時代は約200年単位での“大きな曲がり角”に突入しました。いわゆる“風の時代”の始まりです。そこからの数年間は、まるで別の世界へ向かう助走期間のようにじわじわと景色が変わっていきましたが、2025年に角を曲がり切り、その先にある世界が見え始めてからの変化はどんどん加速している気がします。キャッシュレス決済が当たり前になり、AIが日常に入り込む──。
──特にAIの進化には驚かされます。
AIの一般化で、人々の価値観や世の中の仕組みが一気に変わりました。生活は便利になりましたが、AIに依存することが急速に増えている。これまでは人間が機械を操作してきたけど、機械が人間を操作するという逆転が起こっているようにも感じます。
実はこのような逆転は、「破壊と再生」の星・冥王星が、「平等、テクノロジー」を象徴する水瓶座(風の星座)に滞在している間に起こりやすい。冥王星が12星座を一周するのには約250年かかり、ひとつの星座には約20年間滞在するのですが、前回の水瓶座・冥王星時代にはフランス革命が起きて、貴族から市民へと権力が移りました。冥王星は2024年11月に水瓶座へ移動していますが、今回の逆転は、人間と機械の関係ではないかと思っています。機械と人、それぞれの役割をどう区分けするのかは、これからの大きなテーマになりそうです。
──まるでSFのようですね。混沌とした時代は、まだ続くのでしょうか?
2026年もまだ時代の揺れはあるものの、これまで見えなかったものに光が当たり、闇が晴れていく動きもあります。世界中で、これまで水面下で行われていた利権争い、古い仕組みの歪みが、次々と表面化していて、“隠されていた構造”が暴かれているように見えます。
2026年は「オリエンタル占星術」では「星宿(せいしゆく)」で、遠いところに“目指すべきもの”がぼんやりと見え始める年でした。60年で運気が一巡する干支は「丙午(ひのえうま)」で、隠れていたものが照らし出される一方、明るい兆しも生まれるようにも感じます。さらに西洋占星術でも、すでに土星、天王星、海王星と、影響力のある星が次々と星座の移動を終え、次のタームに入っています。
つまり、東洋・西洋の占い共に、「世界はすでに新しい方向へ走り出している」と告げているのです。今起きているさまざまな変化や争いは“新たな始まりに向かうための揺れ”ではないかと、私は考えています。
2027年をより良く過ごすために
──2027年は、「オリエンタル占星術」ではどんな1年になりますか?
2027年は“武人の星”である「張宿(ちようしゆく)」の年です。人々の中に誇りが生まれ、正義を貫く力が強まります。武人なのでいざとなれば闘うことも厭いませんが、それは他者と争うための闘いではなく、自分の中にある正義や信念を守り抜くための闘いです。「自分は何を大切にしたいのか」「何を守りたいのか」を見極めて、そのために言葉を発し、行動に移していくという流れが生まれていきます。
そして、武人にとって小さなミスは命取りになりかねないからこそ、細部まで目を配り、物事を慎重に見極める力も求められます。2027年は、“物質ではないもの”や“見えないもの”への価値が高まっていく時期でもあるので、発信する側も受け取る側も、情報リテラシーの強化はこれまで以上に大きな課題になるはずです。
因みに、前回の張宿は1999年。ノストラダムスの大予言と2000年問題で世界中がざわついた年でした。当時も、コンピューターが年月日を正しく認識できず、金融機関や交通、電力などの社会インフラが止まるかも、銀行口座の残高が消えてしまうかも、とか噂が飛び交いました。結果的には大きな混乱は避けられましたが、“見えないもの”への不安が社会全体を動かしたという意味では、今の時代にも通じるものがあります。
──私たちの生活にはどんな変化が起こるのでしょう。
2027年の干支は「丁未(ひのとひつじ)」。「丁」は“小さな灯”で、これまで光が届かなかったある特定の分野にスポットを当てます。「未」は“季節のつなぎ”で、25年の巳年(みどし)と26年の午年(うまどし)の“夏”の季節から、28年申年(さるどし)の“秋”の季節へ向かう途中の年で、「これまで取り組んできたものが、ひとつの形になるタイミング」とも読み取れます。26年に照らし出されて大きく変わった枠組の中で、限定的な分野、私たちの身近な生活が変わっていくというイメージです。たとえば、AIが自動で家事の一部をサポートしてくれたり、健康管理の仕方が“自分で記録する”から“機械が先回りして知らせてくれる”へ変わったり、これまで専門家しか知らなかった分野が急に脚光を浴びる、なんてこともあるでしょう。
──自分の中にある、まだ気づいていない魅力や能力にも光が当たるのでしょうか。
もちろんです。自分の中の見えていない可能性、魅力、才能に目を向け、どんどん表に出してください。好きで続けてきた趣味を仕事につなげたり、「これがやりたい」「これが好き」という気持ちを優先させたりなど、個性を示すことで評価される場面も増えるはずです。「もっと自分らしく生きる」という気持ちを大切に過ごしてほしいです。
──それぞれが自分らしく輝ける年になりそうですね。
そのために大切なのが“逆転の発想”です。見えているものだけにとらわれず、「別の道はないかな」と柔軟に考える。行き詰まったら、これまでとは全く違うアプローチ法を試してみる。そうすることで流れを変えるきっかけが生まれたり、困難を乗り越えるための新たな道が見えてきたりすると思います。
社会的にも、逆転の発想から新しい何かが生まれる運気があるんですよ。トレンドを表す木星が、2027年7月26日まで獅子座に滞在するのですが、獅子座木星時代は、「無から有を生み出す」力が強く働くため、これまでにない大発明が出てくる可能性があります。今、問題になっているエネルギー分野でも、石油に頼らない新素材が、本格的に形になるかもしれません。
──さまざまなシーンで“逆転”があり、その動きをキャッチしていくことが必要なのですね。
“逆転の発想”から新しいものが生み出される過程で、“いらない”と思ったものが実は“必要だった”と分かったり、取るに足らないと思ったものが、実はかけがえのない存在だったと気づかされたりという、“逆転の逆転”も起こるのが2027年の特徴です。特に長く続いているしきたりや伝統的なことを終えたり、変える時は、やりすぎないよう細部まで精査して、慎重になってほしいです。
──「オリエンタル占星術」では七曜陵逼(しちようりようひつ)という要警戒期間がありますが、2027年はいつ巡ってくるのでしょう。どんなことに気を付けて過ごすべきか、アドバイスをお願いします。
1~4月の間に断続的に訪れます。この期間こそ“生みの苦しみ”のような時で、常に細かな試行錯誤が必要になりそうです。運気が乱れ、物事が覆りやすいので、カッチリと決め込まず、暫定的な動きを取るといいと思います。年の後半は、前半にできなかったことを推し進めることができますが、9~10月には再び七曜陵逼が巡るため、その期間だけは新しいことは控え、身の回りの環境を整えることを優先させましょう。また、そこで起こったトラブルは、2028年に向けた自分への課題になります。小さな引っ掛かりも見逃さないようにしてくださいね。
──揺れる時代は続いても、小さな灯が私たちの未来を明るく照らし出してくれる──そう思うと、新しい年への期待が高まります。
世の中は変わらないように見えて、実は常に動いています。これまで「こうあるべき」と思われていた枠が外れて、「こうあっていい」と言える時代になってきました。だからこそ、発想を柔軟にしてほしいのです。これまでと別の視点を持つことで、今目の前で起きている状況は必ず良い方向へと流れ出します。
そして2027年は、“自分の輝き”を信じてください。あなたには、あなたにしかない輝きがあります。それを表に出し、自分らしさを堂々と示してほしい。新しいものは、いつだって個人の個性から生まれてきます。自信を持って、自分だけの輝きを手に入れる1年にしてほしいと思います。
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2026/9/17
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