中国NEV競争の焦点はエネルギー補給へ BYDの大規模インフラ整備と蔚来・吉利の資本提携
中国の新エネルギー車(NEV)メーカーの競争の焦点は、エネルギー補給分野へと移行しています。大手企業や「新勢力」が取り組みを強化し、超急速充電ネットワークの大規模展開と、提携によるバッテリー交換エコシステムの構築が2大テーマとなっています。BYDは今後2年余りで、現在のガソリンスタンド網の密度に匹敵する9万カ所の充電ステーションを建設すると発表しました。蔚来(NIO)と吉利控股集団は充換電(充電・バッテリー交換)分野での包括的な戦略的提携に合意し、互いのエネルギー補給事業会社に出資することで、資本面での結びつきを深めました。
今年に入り、BYDは充電分野で攻勢を強めています。3月にフラッシュチャージ技術と整備計画を公表し、第2世代ブレードバッテリーに対応するメガワット級フラッシュチャージ技術を発表しました。常温下でバッテリー残量10%から70%までをわずか5分、10%から97%までを9分で充電できます。同時に「閃充中国」戦略を発表し、2026年末までに国内で2万カ所(都市部1万8000カ所、高速道路2000カ所)のフラッシュチャージステーションを整備し、充電ネットワークを一般に開放する計画です。9月23日には、今後2年余りで9万カ所の充電ステーションを建設すると発表しました。
2026年9月24日現在、BYDは341都市で累計1万1586カ所のフラッシュチャージステーションを建設し、うち高速道路向けは2000カ所で、278路線の高速道路をカバーしています。
一方、蔚来と吉利はそれぞれのエネルギー補給関連資産の統合を図っています。吉利傘下の浩瀚能源の関係者によれば、今回の提携により充電プロトコルの互換性が実現し、双方のユーザーが互いの急速充電サービスをシームレスに利用できるようになる見通しです。
9月27日現在、蔚来は全国で累計9433カ所の充換電ステーションを建設したほか、自社で3万598基の充電器を設置しています。吉利は極氪(ZEEKR)、領克(Lynk & Co)、銀河(Galaxy)の充電マップを統合し、232都市で2500カ所以上の充電ステーションと1万2000基の充電器を展開しています。
蔚来の李斌・創業者兼最高経営責任者(CEO)は記者に対し、中国の自動車産業は現在、全く新たな課題に直面しており、いかに連携を進め、重複投資を減らして運営効率を高めるかが、中国の各自動車メーカーにとって重要な課題になっていると述べました。(提供/CGTN Japanese)

