レアル・マドリーをリーグ優勝に導きながらクラブから解雇されたカペッロが、イタリア国営放送局のＲＡＩ（ライ）と解説者としての契約を結ぶことがほぼ確実となった。これにより、カペッロは同局で放映されるチャンピオンズリーグ及びイタリア代表の試合を解説することになる。カペッロのもとには、アメリカのメジャーリーグサッカー（ＭＬＳ）からオファーがあったが、彼はこれを断り、解説者としての道を選択。本人はこの理由について、「今後１年間、外からサッカーを見るのもいいことだと考えたんだ」と語っている。カペッロはローマ監督に就任する前にも、１年間、テレビ解説者として活動しながら充電し、その後に現場復帰をしている。このことから、一時は監督業から引退するとも噂されていたが、現在は2008年にはまた監督としてどこかのチームを指揮するだろうと見られている。カペッロほどの実績を残した監督を招聘したいクラブは多いだろうし、カペッロも情熱を失っていない。大方の予想はおそらく間違いではないだろう。ともあれ、カペッロは、しばしの充電期間に入る。