豊島区役所(豊島区役所の公式ホームページより)

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東京都豊島区は1日、新たにストーカー被害者に対する支援策を行うことを発表した。

区によると、支援対象はストーカー被害に遭っている豊島区民かつ、被害を警察署に相談済みで、加害者側に書面での警告やつきまといなどの禁止命令が出ている被害者となる。

支援内容はストーカー被害のため「家に帰れない」などの危険を感じている被害者に対し、宿泊するホテル代などの助成金を支給する。助成額は1人につき6泊以内、上限金額は6万円となる。

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区は2025年から「豊島区犯罪被害者等支援条例」を施行しており、犯罪被害者遺族に対する支援金のほか配食や家事に関するサービス、弁護士費用助成、カウンセリング費用の助成など手厚い被害者支援を行っている。今回のストーカー被害者に対する宿泊費助成も、これまでの犯罪被害者支援行政の一環だ。

区によると、ストーカー被害者の支援を強化するきっかけとなったのは、今年3月に区内で発生した「池袋ポケセン刺殺事件」だったという。

事件は3月26日19時半ごろ、豊島区東池袋の商業施設・サンシャインシティ内の施設「ポケモンセンターメガトウキョー」に勤務していた21歳のアルバイト女性が26歳無職の男性に刺殺され、男性側も自らの首を切って死亡するという凄惨(せいさん)な事件で、原因は別離をきっかけにした男性によるストーカー行為にあった。

報道などによると、被害女性は警察に対し「つきまといの被害に遭っている」と相談しており、加害者側の男性も一度はストーカー規制法違反の疑いで逮捕されたが、釈放後もストーカー行為は続いたという。事件発生直後、警察や行政に対し「最悪の事態を防げなかった」とする世間からの批判があったことが背景にありそうだ。

現在、ストーカー被害による宿泊費助成としては東京都品川区が、最大3週間分=21泊分まで助成する制度を設けている。

豊島区の助成は品川区に比べて3分の1と期間は短いものの、事件発生から半年後に対応したことはむしろ評価すべきで、区のストーカー対策は大きく前進したといえる。