スイスの氷河を調査する研究者(9月24日)=ロイター

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 【ジュネーブ=船越翔】スイス連邦工科大チューリヒ校などの研究者グループは1日、スイスの氷河が過去5年間で約2割失われたとする報告書を公表した。

 地球温暖化や熱波で消失が加速し、氷河の存続が脅かされていると警告した。

 調査によると、2026年の氷河の体積は前年比5・5%減り、減少率が観測史上最大だった22年の5・9%に次ぐ大きさとなった。26年は降雪量が少なく、夏に欧州全体を襲った猛烈な熱波で積雪が急速に解けたとみている。

 今年7~9月に氷河の消失で失われた水は推計約2兆2000億リットルに上り、スイスの全家庭が1年間に消費する飲料水の4倍超に相当するという。報告書は「前例のない規模の氷がなくなった。今後もさらに多くの氷河が消失することになる」と指摘した。