「(女性との交際は)人気と仕事を失ってもいいならどうぞ」…STARTO社タレント騒動続きでメリー氏の発言を思い出す
【芸能界クロスロード】
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ジャニーズ帝国をつくり上げたジャニー喜多川・メリー喜多川の時代だったら、今回の事態にどう対応しただろうか。そんな観点で事件を検証してみた。
timeleszの猪俣周杜が25日、東京湾岸署から釈放された。黒のスーツ姿で警察の玄関先に現れ、神妙な顔つきで謝罪はお馴染みの光景。最近は何秒頭を下げたかを報じるメディアもあるが、時間で謝罪の本気度を判別できるわけではない。知りたいのは女性との関係、事件を起こした原因だが、肝心なことには口をつぐんだ。
事件は18日に起きた。猪俣はコンビニ駐車場の車内で女性の顔を複数回殴るなどした疑いで翌日、逮捕された。コンビニを利用するカップルは珍しくないが、人目を忍んで行動するのが芸能人。女性と一緒ならなおさら気を使うが、アイドルファンのひとりは「猪俣は特別人気の高い子ではないし、推しファンでなければ気が付かないのでは」という。ましてやコンビニ。好都合な場所だったかもしれない。
女性と痴話喧嘩の末に暴力を振るった。「手が触れてしまった」と暴力は否定したが、出血した女性はコンビニに助けを求めた。「殴った」とみるのが自然。すでに示談が成立しているとみられ真相は闇の中だが、アイドルも仕事を離れれば25歳の大人。恋愛しても不思議はないが、アイドル意識の欠如した行動だった。もしメリー氏がいたならアウトだったはずだ。
「女性との交際が発覚すれば、メリーさんに“人気と仕事を失ってもいいならどうぞ”と言われた」という話を元アイドルからよく聞いた。せっかく築いたアイドルの座を守るためメリー氏の指示に従う。自然消滅のように別れたケースもあれば、「別れました」とメディアの前で謝罪したタレントもいた。
メリー氏のいない「STARTO ENTERTAINMENT」は猪俣を当面、活動休止としたが、女性の存在に加え暴力はダメージも大きく、グループ人気にも影響する。最終的にどんな処分を下すかが注目される。
一方、メンバーの結婚、脱退で揺れていたWEST.の9月30日付での活動終了が発表された。ラストライブの予定もなく、いきなり活動終了は極めて異例だ。
メンバーは有料ファンクラブ内の動画で「何度も話し合いした結果」として「畳む」という表現で「解散」の文字を使わなかった。
解散と違い、畳んだものはまた「広げる」ことができる。グループ再始動の可能性を残したのだろうか。
ジャニーズ時代からの歴史を見ても活動12年でメンバー7人中4人が既婚者、2人が8月に脱退を発表したばかり。「アイドルグループの体を成していない」という厳しい声も上がる。結婚も自由になったとはいえ、アイドルの適齢期は年齢ではない。グループ人気と個人のポジションが大事な要素だ。
28歳で結婚した木村拓哉は「ロングバケーション」をきっかけに主役の座に上り詰めていた時期。メリー氏が最終的に許可したといわれた。
俳優、タレントの二刀流で活躍する二宮和也の結婚は36歳。嵐人気は安定。俳優でもすでに主役を務めていたタイミングだった。
「結婚しても仕事に影響がないことを客観的に判断するのが事務所。“結婚するなら事務所を辞めてからにして”と言っていたメリー氏も晩年はアイドルの結婚適齢期を理解していた」(テレビ関係者)
メリー氏の残したアイドル教育を改めて見直す必要があるかもしれない。
(二田一比古/ジャーナリスト)
