メルカリに「999万9999円」の古本や漫画がずらり…「マネロン?」疑う声も 運営の回答は
「999万9999円」の漫画や古本がずらり──。フリマアプリ「メルカリ」で、一般的な相場から大きくかけ離れた価格が表示された商品が相次いで見つかり、SNSで「マネーロンダリングに使われているのではないか」などと疑問の声が上がっている。
実際にメルカリで価格の高い順に検索すると、漫画の全巻セットや雑誌、古本、フィギュア、DVDなどが「999万9999円」で並んでいることが確認できる。
また、SNSでは「宇宙兄弟」の単行本や「とらドラ!」関連商品など、一見するとそこまで価値があるとは考えにくい商品が100万円以上の価格が表示されているとの指摘もあった。
こうした状況から、「商品そのものを売買しているのではなく、資金を移動させるために利用されているのではないか」「クレジットカードの現金化ではないか」など、マネーロンダリングとの関連を疑う投稿も相次いだ。
実際に、マネーロンダリングなどの可能性はあるのだろうか。メルカリに聞いた。
●「マネーロンダリングには該当しない」
メルカリは弁護士ドットコムニュースの取材に対し、SNSなどで指摘されている事例について「当社にて事実確認を行いました」としたうえで、次のように回答した。
「当該商品は、表示されている価格で実際に取引された事実はなく、販売済み商品の価格表示を事後的に実際の取引価格と異なる、極端に高い金額に変更したことを確認しております」
つまり、表示されているような100万円以上の金額で商品が売買されたわけではなく、取引が終わった後、出品者が商品の表示価格を極端に高い金額へ変更していたという。
メルカリはマネーロンダリングの行為や取引を禁止しているが、今回の事例がマネーロンダリングにあたる可能性については否定した。
「当該事例については、マネーロンダリングやクレジットカードの現金化等を目的とした取引には該当しないことを確認しております」
●不自然な価格や取引は「当社の基準に基づき確認・対応」
一方、今回の騒動では、そもそも市場価格から大幅にかけ離れた金額を設定できることについても疑問の声が上がった。
価格設定に規制はないのだろうか。
メルカリは「商品の販売価格は出品者が設定するもの」と説明する。そのうえで、次のように回答した。
「市場価格と大きく乖離した価格設定や不自然な取引パターン等が確認された場合には、価格情報のみで一律に判断するのではなく、出品内容、取引状況、通報状況その他の情報を踏まえ、当社の基準に基づき確認・対応を行っています」
また、不正利用への対策については、こう説明した。
「加えて、マネーロンダリングやクレジットカードの現金化など、不正な目的での利用を防止・検知するため、取引状況のモニタリングや通報の受付等を通じて、疑わしい取引の検知に努めています。該当が確認された場合には、取引の確認、商品の削除、取引キャンセル、利用制限等の対応を行います」
今回、SNSにはメルカリに対して厳しい批判が寄せられている。
同社は今後について、「今後も、安心・安全な取引環境の維持に向けて、監視体制や対応の継続的な改善に取り組んでまいります」としている。

