「金利が低いからお得ですよ」残クレを勧める営業マンが教えない“5年後の支払額”…元ディーラー営業マンが暴露
・5年残クレ(均等払い)の毎月の返済額:47,284円
・5年残クレ(均等払い)の総返済額:2,789,756円
通常ローンの毎月の返済額は80,151円、総返済額は4,728,909円で変わらないので、それぞれ比較してみます。毎月の返済額は約33,000円、総返済額は約194万円変わります。
ディーラーが提示している通常ローン7.5%の金利設定が絶妙で、残クレを選択した方が毎月の負担を軽くして新車に乗れる、ということがわかります。
少し視野を広げ、通常のローンを組む際にディーラー以外の選択肢を検討してみると状況が変わります。銀行系のマイカーローンは、本原稿の執筆時点である2026年8月現在、2%台で貸し出している地方銀行もあります。変動金利型のマイカーローンの場合、返済期間中に金利が上昇するリスクはありますが、ディーラーの半分以下の金利で借入が可能となります。
条件によって変わりますが、損保ジャパンのマイカーローンが固定金利2.35%~4.7%で提供されているので、審査に通ればこちらを利用するのも一考です。
例えば固定金利3.5%で5年ローンを組んだ場合のシミュレーションは以下の通りです。
毎月の返済額:72,766円
4年11ヶ月の総返済額:4,293,194円
ディーラーの通常ローンと比較すると毎月約7,400円、4年11ヶ月で435,000円も差が出ます。もし車を7年サイクルで乗り換えているのであれば、長期間のローンを組んでみるのも一つの選択肢です。
同条件で7年間のローンを組んだ場合、毎月の返済額は53,759円、総返済額は4,515,756円です。残クレと比較すると、残価率35%の場合の毎月の返済額より約2,400円安く、残価率50%より約6,000円高い結果となります。
5年以上車を保有するとメーカー保証が切れ、自然故障の修理費やタイヤなどの消耗品の交換コストが発生するため、考慮する必要はありますが、低い固定金利+長期間のローンを組むことも検討の土俵に上がるのではないでしょうか。
◆残クレのメリットとデメリットを改めて考えてみよう
今回のシミュレーションの結果、ディーラーで買うという条件下において「車両を返却する前提」であれば、残クレを選んだ方が契約期間中の支払額は少ないことがわかりました。車両価格が値上がり傾向にある現在において、残クレを選択すれば毎月の返済額を抑えながら車を買えますので、通常のローンでは月々の負担が大きくなる車も選びやすくなります。これが最大のメリットといえるでしょう。
