夫婦問題カウンセラーの岡野あつこ氏が、YouTubeチャンネル「岡野あつこチャンネル」で、「【熟年離婚】『俺はATMじゃない』54歳夫が妻に言えなかった寂しさ。結婚27年で心が離れた理由」と題した動画を公開した。動画では、長年家族を支えてきた夫が抱える「生活費を入れるだけの存在になった」という孤独感と、夫婦関係修復のヒントについて解説している。

岡野氏は、54歳の夫が「俺はATMじゃない」という荒い言葉を口にする背景には、怒りよりも「俺のことをもっと見てほしかった」という寂しさがあると指摘する。家族のために身を粉にして働いてきた夫だが、家での会話は給料やボーナスなどお金の話が中心になり、一人の人間として気にかけられていない感覚が積もっていく。かつてはあった「ありがとう」「お疲れ様」といった感謝の言葉も長年の結婚生活の中で当たり前になり、帰宅しても家の用事ばかりを頼まれることで、夫は家庭での居場所を失ってしまう。

さらに、54歳という年齢特有の仕事や老後の不安を抱えていても、夫婦の会話が「指示と確認」だけになっていれば、弱音を吐く場所さえないと解説。一方で、妻側も家事や育児を担い「私だって感謝されていない」と感じているため、お互いに感謝が足りていない構造があるという。夫だけが被害者というわけではなく、夫婦双方がすり減っている状態である。

岡野氏はこの事態を改善するため、相手を「稼ぐ人」「家を回す人」という役割で見るのではなく、「一人の人として見る」ことの重要性を強調する。お金の話をする前に「今日は疲れてない?」と声をかけるなど、短い言葉や態度を取り戻すことで、結婚27年の夫婦であってももう一度向き合える可能性は十分にあると結論付けた。

チャンネル情報

夫婦問題研究家®/公認心理師・岡野あつこが、夫婦関係の悩みや離婚に関するリアルな情報を発信。34年で4万件以上の相談実績を持つプロが、岡野メソッドによる夫婦円満の秘訣や、修復・離婚の判断と対処法をわかりやすく解説します。