「欺かれた」インファンティーノ会長を公然批判→わずか数週間後に“解任”。FIFA最高幹部の退任を英紙報道
同紙は「ジャンニ・インファンティーノ氏のワールドカップ計画を批判したFIFAのCOOが『解任』された」と見出しを打ち、ラムール氏の退任を報道。FIFAによれば、現地8月17日をもって同氏との業務上の関係が終了したという。
そんななか、『Daily Star』が今回の退任との関連を指摘したのが、ワールドカップを巡る計画だ。
インファンティーノ会長はW杯の権益の一部を民間投資家に売却する計画を進めていたものの、頓挫。ラムール氏は7月、この計画を巡るインファンティーノ会長の対応を厳しく批判していたという。
特に問題視したのが、計画を進める過程での透明性だった。ラムール氏はスタッフが「欺かれた」と主張し、「軽蔑や威圧よりも、もっと良い扱いを受けるべきだ」と訴えていた。
さらに、「これはたった一人の人物によるプロジェクトだ」と断じたうえで、「このプロジェクトは実行されてはならない」と強く反発。「今こそ、サッカー界の指導者たちが自らに正しい問いを投げかけ、正しい決断を下すべき時が来た」と記していた。
それから数週間後の退任となった。
一方、FIFA側の説明では、あくまで双方合意による関係解消としている。マティアス・グラフストロム事務総長が副会長や評議員らに送った書簡では、「最近の協議を経て、FIFAと最高執行責任者(COO)であるケビン・ラムール氏は、互いに合意の上で関係を解消することとなりました」と説明した。
また、ラムール氏が在任中にステークホルダーとの関係改善や重要プロジェクトの遂行などで成果を挙げたとして、その貢献に感謝。FIFAの広報担当者も「FIFAとケビン・ラムール氏との業務上の関係が、2026年8月17日をもって終了したことを確認する」と声明を出し、今後の活躍を祈念した。
FIFA側は退任の具体的な条件や、ラムール氏によるインファンティーノ会長への批判との関連については明らかにしていない。それでも、トップを公然と批判した最高幹部が、そのわずか数週間後に組織を去る形となったことで、英メディアから大きな注目を集めている。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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