ネクソン

写真拡大

2026年8月16日、韓国・朝鮮日報は「日本の株式市場が14日、韓国系ゲーム大手ネクソンによる破格の配当発表に騒然となった」と伝えた。

ネクソンは13日、基準日2026年9月30日の特別配当を「1株当たり415円」とすることを発表した。従来の配当を合わせると、2026年の年間配当は1株当たり475円。発表時の株価を基準にした配当利回りは約19%に達する。日本ではめったに見られない額の配当に買い注文が殺到し、ネクソン株は一気にストップ高まで上昇した。

日本のネット上の株式関連コミュニティーでは、「475円という配当は本当なのか」「こんな破格の配当は人生で初めて見た」「もしかして新作ゲームが大ヒットでもしたのか」「今から買っても配当をもらえるのか」「買いたいのに買えない」といった驚きの声の投稿が相次いだという。

日本の株式市場では企業が株主還元を拡大する動きが強まっているが、ネクソンの株主還元規模は際立っていると、記事は指摘。その上で、同社の独特な支配構造を説明している。

記事によると、日本の上場企業であるネクソンは、韓国でゲーム事業を展開するネクソン・コリアを100%子会社としている。ネクソン・コリアが事業で得た利益の一部をネクソンに配当すると、ネクソンはそれを含む自社の手元資金を原資として、日本の株式市場の株主に配当する仕組みだという。

ネクソン・コリアは最近、ネクソンに3兆5700億ウォン規模の中間配当を実施した。昨年1年間の配当総額(1兆1700億ウォン)の3倍を超える。これが今回、ネクソンが大規模な特別配当に踏み切ることができた背景の一つとみられている。

また、ネクソンの筆頭株主は韓国の持ち株会社NXCで、46.3%の株式を保有している。NXCの持ち分の74%は、故・ネクソン創業者の遺族が保有している。

日本の株式投資系YouTuberはネクソンの特別配当について、「オーナー一族の会社がネクソン株の約半分を保有しているため、配当金のかなりの部分が大株主に還元される」と指摘。「配当は全ての株主が同条件で恩恵を受けるため、少数株主も大株主と共に利益を享受できる」とも評価したという。

記事は、今回のネクソンの動きについて「単なる『高配当』ではなく、豊富な余剰資金を株主に大規模還元する姿勢を示す事例だと評している。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「サムスン、ハイニックス、ヒュンダイは見習うといい」「LGイノテックも」「ハイニックスなんかすずめの涙のような配当だ。格の違いが分かるね…」「結局、オーナー一家の腹が膨れるだけか」「韓国だったら労組が全て持っていく。日本ではこんなことが可能なの?」「韓国は会社の主である株主にこれっぽっちも還元しないのに、社員には高額のボーナスを出す。それでも株式会社か?」などのコメントが寄せられている。(翻訳・編集/麻江)