バンテリンドームに「ホームランウイング」ができた効果でしょうか。今季のドラゴンズは、打ったホームランも打たれたホームランも大きく増えています。メ~テレ「ドデスカ!」火曜レギュラーの野球評論家・矢野燿大さんは「反省すべきホームラン」と「仕方がないホームラン」があるといいます。

Q.先週のドラゴンズは勝負のホーム6連戦でしたが、結果は2勝4敗。矢野さんは「この6連戦は大事。4勝2敗でいきたい」と話していましたが…。

矢野さん:

ドラゴンズは連勝して一気に上がることが必要なので、痛かったですね。

終わったことは変えられないんですが、内容的にはそんなに悪くないんです。打線の状態も悪くないし、上林誠知選手が帰ってきたりとか。村松開人選手のけがは痛いですが、まあ悪くない。

しかし、0-11で敗れた16日の巨人戦。柳裕也投手がめちゃくちゃがんばっているので、何とか勝ちをつけてあげたかったけれど、展開的に止められない試合になってしまいましたね。

ホームランウイングの効果?

Q.今回のテーマは「ホームラン」です。ドラゴンズが去年と今年(8月16日まで)に打ったホームランの数を比べると、ホームランウイングの効果でしょうか、バンテリンドームでは倍以上。しかし、打たれたホームランはビジターと合わせて93本で、セ・リーグのワーストになっています。

矢野さん:

もちろんホームランは一気に点が入ってしまうので、良くない部分はあります。

ただ、全部が悪いというのは、バッテリー・キャッチャー側としてもちょっと言いにくいかなという部分はあります。

「ソロHRはある程度仕方ない」

Q.先週は6試合で11本のホームランを打たれました。12日は5本打たれました。多い印象ですが。

矢野さん:

これは多いですね。ちょっと打たれ過ぎたというのはもちろんあるんですが、ホームランウイングができたことで、去年だったら外野フライやツーベースになっていた打球がホームランになってしまう。

バッテリーは、ソロホームランについてはある程度は仕方ないと思っています。まずは攻めるという気持ちを作らないといけないので。

ただ、その中でも減らせるホームランというのはあったと思います。

涌井投手が打たれた打席を解説

Q.12日のDeNA戦4回表、涌井秀章投手がエンカーナシオン選手に打たれたホームランについて解説していただきます。

矢野さん:

同点の場面で、初球インサイドを攻めたい。でもホームランもある。2ボール、3ボールとなってしまって、こうなればストライクを投げるしかない。3-1になって真ん中高めをホームラン。

これはカウント負けなんですよ。カウントが不利になると、どんどんストライクゾーンに投げざるを得なくなる。

ソロホームランは仕方ない。だからこそ、まずは攻める気持ちでゾーンで勝負しにいく。その結果打たれたホームランは仕方がない。でも、カウントが不利になって打たれるホームランは減らしていく必要があります。

金丸夢斗投手や藤島健人投手も打たれましたが、カウントがいいところでのホームランは、もっと意識を強く持つことで変えていけるところがある。

そこはキャッチャーの協力も必要です。構え方とかジェスチャーとか。

そういう部分で反省するべきホームランと、まず攻めるというところの両方が必要だと思います。

バッテリーにとっては、ホームランウイングができてなかなか厳しい。厳しいだけではなくて、攻めることも大事にしてほしいですね。

細川選手への期待

Q.打ったホームランも見てみましょう。12日のDeNA戦で、細川成也選手が5階席へ飛び込む特大ホームランを打ちました!

矢野さん:

ここまで飛ばすのはむちゃくちゃすごい。細川選手には、こういうきれいで豪快なホームランでチームを勝たせてほしい。

一方で「きたないヒット」というか、ボテボテの内野ゴロとか、ここで必要なところの打点でチームを勝たせる選手になってもらいたい。

それがチームの浮上にも必要なことなので。ホームランと「きたない」ボテボテのゴロの打点、両方を期待したいですね。

(2026年8月18日放送 メ~テレ『ドデスカ!』より)