千葉豪雨で通行止めの高速道路が全て解除、JR不通区間では代行バス運行も…市原では片付けボランティア始動
豪雨被害に見舞われた千葉県は17日、新たに市原市東国吉で60歳代男性の行方が分からず、不明者は2人になったと発表した。
住宅被害(床上・床下浸水含む)は前日の1541棟から1890棟に増えた。同市消防局によると、男性は豪雨が発生した13日から行方不明で、消防と警察は17日午前から捜索を始めた。
県内では同日、高速道路の通行止めが全て解除され、JR外房線の一部区間不通を受けた代行バスの運行も始まった。浸水被害があった市原市では、住宅の片付けボランティアもスタートした。
NEXCO東日本によると、通行止めが解除されたのは、圏央道の松尾横芝インターチェンジ(IC)―茂原長南IC間と、千葉東金道路の山田IC―東金ジャンクション(JCT)間。道路に流出した土砂の撤去や安全確認が完了し、同日未明から通行できるようになった。
JR外房線は誉田―本納駅間が引き続き運転を見合わせており、JR東日本はお盆明けに合わせて、主要駅を結ぶ3区間(誉田―土気(とけ)、大網―本納、蘇我―茂原)で代行バスを走らせている。土気駅(千葉市緑区)の北口ロータリー前には午前5時半、通勤客の長い行列ができた。
市原市では、ボランティアセンターに登録した約10人が現地入り。床上浸水した高橋洋子さん(77)宅では、5人が水につかった畳や家具などを災害廃棄物の仮置き場に運び出した。高橋さんは「自分ではどうにもできない作業。本当にありがたい」と感謝し、ボランティアに参加した市内の沼野博さん(76)は「被害を受けた人が前を向いて生活できるよう少しでも手助けしたい」と話した。
市社会福祉協議会が14日に開設した同センターには、住民から支援を希望する問い合わせが約30件寄せられている。同協議会の鈴木暢一事務局長(58)は、「支援が必要な市民とボランティアのマッチングを続け、生活再建につなげたい」と話した。
