スポニチ

写真拡大

 お笑いコンビ「おぎやはぎ小木博明(54)が6日深夜放送のTBSラジオ「JUNK おぎやはぎのメガネびいき」(木曜深夜1・00)に出演。父の死を明かし、最期の会話について語った。

 今週の出来事が話題となり、不幸があったと振られた小木は「そう。親父が死んだことぐらいかな」と実父が他界したと伝えた。享年は92歳と報じられたが、数え年での発表であったため、実際の年齢は91歳だったという。

 容体急変の知らせを聞いたのは仕事で訪れた台湾にいる際で、滞在中は「うちの家族でみんなでグループLINEをしていたのね」とロケの合間は親族で常に連絡を取り合っていたという。

 「病院に搬送された、みんな向かいます、とか。11人ぐらいいるからさ、グループLINE。みんなが動いてくれてるんだけれどさ、俺、台湾でいいメシ食ったりしてずっと。こう自分だけ行けない自分に歯がゆいというか、そういう気持ちもあって」と小木。

 すると「夜になって、(容体が)急変して。血圧が50以下になると、家族って呼ばれるんだって」との事態に。小木はホテルで何もできず、送られてくる写真を見ていたとし「みとる前の、ベッド前に家族集まって。そうした写真見て、ああ〜なんて」と振り返った。

 そこで兄に電話をし、父への伝言を頼むと、父の耳元に電話を置いて話すことに。「うちの家族って、きょうだいでも家族でも照れ屋なのかな、全員。あんまり本心でっていうか、話し合ったことがない」と言い、そのため父との最後になるであろう電話も「うまく言えないし、照れくさいっていうのもあるし。どうせこれ他の家族も聞いている可能性もあるし。恥ずかしいんだけれども」の状態だった。

 それでも「そんなこと言ってる場合じゃないし。こっちも入っちゃっているからさ、気持ちも。まあ言ったんだよね」と思いを伝えた。父は「うなずいてくれたらしいんだけれども。何かそこから元気になったって言って」とその翌日には血圧が100に戻り「取り戻したのよ」と打ち明けた。

 そこで「すげえ恥ずかしい」「まあでも良かった、まあまあ良かった、良かった」と、周囲の人間に礼を伝えながら、グループLINEの会話を続けた。父は翌日家に帰れるかもしれないと言われるまで落ち着きを見せたが、「結局また夜急変しました。2日連続だよね」とグループLINEが再び活発に動いたとした。

 すると長兄の妻から親族たちに「9時50分に心肺停止しておりますので」と既に他界したため、慌てて来る必要はないとの連絡が入ったという。「俺は普通にホテルでええーっ!って。死んでんじゃん、みたいになって。9時50分ぐらいで。俺が知ったのは10時半ぐらいかな。夜の」と淡々と語った。

 「もうなんだ〜ってなって。その場にいれないジレンマもあるし。その場にいれなくなっちゃって」と台南のホテルを出て散歩をすることに。「こういう時こそ、いろんな思い出がよみがえってくるんだよね。散歩した。散歩して、知らない街なんだけれど、親父の思い出を思いながらいろいろ歩いて」と歩き続けたという。

 だが、台南の夜の街は初めてで、街並みも眺めながら父を思っているうちに「台南になっちゃって。親父の思い出が全部。台南行ったことねえのに。親父と、いつの間にかすり替わっちゃってんだよ」とぶっちゃけて笑わせた。

 「1時間ぐらい歩いて、ずっと台南の思い出になってんのよ、親父との思い出が。台湾でこんなことしたなあとか、ショウロンポウ食べたなあとか」と苦笑し、「みんな覚えておいた方がいいよ。知らない街で思い出にふけっていくとすり替わるから、ちゃんと親父とか家族の思い出の場所でちゃんと思い出さないと危ないよこれ」と力説した。

 また「長生きして良かったです、本当にね」「健康だったんだよ、強かったんだよな、体が」とも語った。