原生林の生態系を守る森林保護員 中国西蔵自治区ナクチュ市

【新華社ラサ8月1日】中国西蔵自治区那曲(ナクチュ)市索(ソク)県嘎木郷で早朝、林業管理ステーションの扎西次珠(タシ・ツェリン)所長が森林保護員と共に森へ向かった。自治区北部の草原と東部の峡谷が交わる一帯には原生林が広がっている。扎西次珠さんは12年にわたり、チームを率いて森林を巡り、日々の活動を通じて高原の生態系を守ってきた。

嘎木郷には41万ムー(約2万7千ヘクタール)余りの森林区域があり、入り組んだ谷と険しい山道が続く。扎西次珠さんは道中、樹木の生育状況を観察し、無許可の伐採や採掘に目を光らせ、野生動物の痕跡にも気を配る。パトロール中に電話で各村の森林保護員に指示を出し、総勢200人余りの専任の保護員による担当区域の巡回を徹底させた。「夏は雨が多く、土砂災害のリスクが高まる。巡回を怠るわけにはいかない」と語る。

夕暮れ時に管理ステーションに戻り、パトロール記録を整理し、危険箇所の情報をまとめて報告した。専任の保護員は人数が限られるため、広大な森林を守るには全員が協力して継続的にパトロールをする必要があるという。(旦増努布)








