◇セ・リーグ 中日1―3阪神(2026年7月16日 バンテリンD)

 中日・柳裕也投手(32)が1球に泣いた。

 6回で打者20人に対して86球を投げて無安打無失点。1四球、4三振の快投を演じていた。ーヒットノーラン達成に期待がかかる中で終盤に突入。しかし、ひと振りで沈んだ。

 1点優勢で迎えた7回。先頭の森下に死球を与え無死一塁の場面だ。この日の92球目。初球のチェンジアップをはじき返された佐藤輝の大飛球は右中間スタンドに飛び込む逆転2ランとなった。快挙へ向けて好投を続けていた中、許した初安打で一気に暗転した。

 柳は23年8月13日の広島戦でも快挙達成を逃した。9回まで無安打無失点に抑えたが、9回まで味方打線が無得点に終わり、ノーヒットノーランならず。延長10回からマルティネスにバトンを渡した苦い思い出があった。

 この夜、敗戦投手となった柳は今季3敗目を喫した。阪神戦は22年9月12日から6連敗で、通算でも6勝14敗。チームは連勝に失敗し、借金18となった。