《俳優業に「ガッカリした」女子アナランキング》森香澄らを抑えた“ワースト1位”は57歳で初デビューの元アナ
続々と最終回を迎えた春ドラマ。前クールで大健闘を見せた作品のひとつが『時すでにおスシ!?』(TBS系)だろう。前評判は決して高くなかったが、“子育てを終えた女性の第二の人生”というテーマを丁寧に描き、世帯視聴率は平均で5・5%を超えた。
【結果一覧】俳優業が「ガッカリした」女子アナランキングTOP5
登場人物の一人として個性を発揮していたのが、主役を務めた永作博美の親友で、ヨガインストラクターを演じたフリーアナウンサーの有働由美子。本格的なテレビドラマ出演は、意外にもこれが初。視聴者の反応は賛否両論だったが、話題性は十分だった。
女性アナウンサーから俳優へと転身を遂げた成功例としては、NHK出身の野際陽子さんが第一人者として挙げられる。その系譜に久々に名を連ねたのが、元TBSアナウンサーの田中みな実だ。女性アナウンサーはなぜ俳優を目指すのか。そして、その演技を視聴者はどう見ているのか─。30代〜60代の男女300人が、忖度なしで演技力をジャッジ! はたしてその評価は?
俳優業に「ガッカリした」女子アナ5位川田裕美
「ガッカリした」ランキングの5位は、元読売テレビアナウンサーの川田裕美。2019年放送の日曜劇場『ノーサイド・ゲーム』(TBS系)など、これまで数本の作品にチョイ役で出演。
「運動神経が悪いことで有名なせいか、演技まで不自然に見える」(大阪府・女性・64歳)
など、身もふたもない意見が寄せられた。
作家で芸能評論家の宝泉薫さんは「もう7年間も演技から遠ざかっているのにランキングに挙がるのは、ある意味で勲章(笑)。よほどみなさんの記憶に残っているのでは」と語る。
最近ではもっぱら情報番組のコメンテーターなどの活動が中心。俳優業はこのままフェードアウト……?
俳優業に「ガッカリした」女子アナ4位森香澄
4位にランクインしたのは元テレビ東京アナウンサーの森香澄。
昨年放送された深夜ドラマ『年下童貞くんに翻弄されてます』(毎日放送系)では、超特急の柏木悠とともにW主演を務めた。
「本人のキャラに合った演技ができていると思う」(宮城県・男性・61歳)「タレント、グラドル、俳優とあれこれやって迷走している感じ」(愛知県・男性・61歳)
と、賛否が相半ばした。
「演技がすごくうまいわけでもないし、演技に情熱を注いでいるわけでもない。中途半端だからこそ、業界内では便利で使い勝手がいいんですよ」(宝泉さん)
バラエティー番組、ドラマのちょい役、よくわからないイベントや記者会見などに引っ張りだこで、今や見ない日はないほどの売れっ子に。だが、そこはかとないB級感はぬぐえない……。
俳優業に「ガッカリした」女子アナ3位加藤綾子
「ガッカリした」ランキングの3位はカトパンこと加藤綾子がランクイン。
「存在感を発揮できなかった」(埼玉県・男性・54歳)
「演技が全然ダメだった」(静岡県・女性・54歳)
など酷評ばかりだが、俳優としての出演作は'18年に放送された日曜劇場『ブラックペアン』(TBS系)の治験コーディネーター役ぐらい。
「アナウンサーとしての実力は抜群で、現場の評価も高い。あまりにも“女子アナ”のイメージが強すぎるものだから、ドラマの中でもカトパンそのものにしか見えなかったのは確かです。演技はそれほど下手ではなかった印象ですけどね(笑)」(宝泉さん)
ドラマ出演はこのとき限り。その後、結婚、出産を経て昨年に現場復帰してからは仕事を厳選している様子。カトパンの俳優姿は、あれが最初で最後だったのかも。
俳優業に「ガッカリした」女子アナ2位田中みな実
2位は田中みな実。
2014年にTBSを退社後は、フリーアナウンサーが多く在籍する事務所に所属。バラエティー番組のMCなどを務めていたが、6年目に、
「新しいことに挑戦したい」
と、戸田恵梨香や有村架純らが所属する芸能事務所に移籍。フリーアナでは珍しく、本格的に俳優を目指すことを宣言した。
「露出が増えすぎて食傷ぎみ」(東京都・男性・55歳)
とアンチもいるものの、
「病んだ演技がすごくいい」(京都府・女性・40歳)
「意地の悪い、ツンとした女性の役が似合う」(大阪府・女性・62歳)
と、俳優転身から6年目にして女性ファンも着実に増えてきているよう。
「女優業に対する覚悟がほかの女性アナウンサーとは明らかに違います。新しい事務所ではバラエティーの仕事をすべてやめるように言われ、不安に思いつつも従ったという逸話は有名。若いころは“あざとい”と言われていましたが、それも周りがつくったキャラクターをまじめに貫いた結果でしょうね」(宝泉さん)
昨年は地上波の連ドラ2本に出演。今年9月公開の映画『5秒で完全犯罪を生成する方法』では、物語のカギを握る重要な役どころを演じている。
「アナウンサーから役者への転身としては、野際陽子さん以来の成功例になりつつある。今後、“いかにも田中みな実”の役柄から脱却することができれば、女優としてさらに大きく飛躍するでしょう」(宝泉さん)
俳優業に「ガッカリした」女子アナ1位有働由美子
57歳にして連ドラ初デビューを果たした有働由美子が1位に。
「何をやっても有働さんにしか見えない」(東京都・男性・58歳)
など否定的な意見がほとんどのなか、
「演技にも妥協していないように見えた」(兵庫県・女性・37歳)
と、好意的なコメントも。2024年に『news zero』(日本テレビ系)を降板して以来、テレビで見る機会が減ったように思える有働。丸2年にわたりMCを務めた音楽番組もこの春に終了し、現在のテレビのレギュラー番組は日曜夜の『有働Times』と、平日昼間の15分間の帯番組『有働由美子の健康案内人!』(共にテレビ朝日系)のみ。
「露出が減って正念場を迎えた今、新たな活路を求めた結果の役者挑戦、とも見受けられますね。きれいどころの多い女性アナウンサーのなかで、自分は“美人枠”ではないとよく自虐ネタにしています。一方で最近の50代女優たちは美魔女路線を意識しすぎて、自然体で中年女性を演じられる人が案外少ない。有働さんは、そのポジションにスッと入り込めるかも。今後の動向に注目ですね」(宝泉さん)
群雄割拠のフリーアナ市場。年齢を重ねるほど仕事の幅が狭まる女性アナウンサーにとって、長くキャリアを築ける俳優業が魅力的な選択肢であることは間違いない。
しかし“華麗なる転身”への道は、思ったほど甘くはないようだ─。
週刊女性2026年7月21日号
