バレージ、マルディーニと続いてきた栄えあるミランのキャプテンだが、マルディーニの引退が迫っているなか、その後継者の名前が取り沙汰されている。ガットゥーゾもその候補のひとり。ミランのキャプテンと言えばそうそうたるメンバーが名を連ねるが、ガットゥーゾは自分の思いを、フランスのサッカー紙「レキップ」に語った。

「自分は南イタリアの出身であり、ミランでプレーすることで名声を得ることができた。バレージ、リベラ、チェーザレ・マルディーニ、リードホルムいったなかに自分の名前が入ることは大変な名誉なことだ。ただ、現在の我々のキャプテンはパオロ・マルディーニであり、まだそんな話をする必要はない。それに、自分はミランのキャプテンを務めることのできるレベルの選手ではない」
 
歴代のキャプテンや鉄人マルディーニの後継者にかかるプレッシャーは相当なものであろう。しかし、ガットィーゾ本人は謙遜しているものの、彼が候補として話題になるのは決して間違いではない。熱いプレーでチームを引っ張り、チームメイトの信頼も厚い。十分にそのレベルにあると言える。