ユーロ2008予選のイスラエル戦(24日)とアンドラ戦(28日)を控えたイングランド代表にケガ人が続出している。マンチェスター・ユナイテッドのDFガリー・ネビルは、17日のボルトン戦で足首を負傷し、全治3ヶ月の見通し。さらに、マンチェスター・シティの新星マイカー・リチャーズもふくらはぎの張りを訴えており、右サイドバックの穴はジェイミー・キャラガー(リバプール)かフィル・ネビル(エバートン)が、急遽埋める格好になりそうだ。

 また、左サイドバックでも、イスラエル戦を出場停止で欠場するアシュリー・コール(チェルシー)に加え、ウェイン・ブリッジ(チェルシー)も戦線離脱中で、ディフェンスラインの人材不足は深刻だ。

 さらに、18日にはリーグ戦が3試合、さらに月曜日にはFAカップの再試合が2試合予定されており、代表メンバーが多数出場する予定。さらなる離脱者が生まれかねない事態に、指揮官のスティーブ・マクラーレンは、「月曜日までに13人の代表選手がプレーする。もしケガ人が出れば、火曜日までにメンバーの入れ替えも考える」と危機感を隠そうとしない。

 クロアチアとロシアに次ぎ、グループEの3位に甘んじているイングランド代表。予選突破に黄信号が灯りつつある満身創痍のスリーライオンズは、格下相手の連戦で勝点6をもぎ取ることができるだろうか。