水道や電気といったライフラインが突然使えなくなったら、どうしますか? 50代のブロガー・やまだめがねさんは昨年、義実家の片付け中に断水を経験。日頃の備えが想像以上に大切だったと振り返ります。大変だったことや、準備しておいてよかったものについて教えていただきました。

配管の老朽化で断水。いきなり水が使えない状況に

ブロガーのやまだめがねさんは現在50代。同じく50代の夫の実家を長年片付けています。

【写真】断水した義実家であって助かったもの

義実家には、80代の義両親が今も暮らしています。自宅で家業を営んでいたころの仕事道具や親戚の私物、夫や義弟が子どもの頃に読んでいた本まで、たくさんのものであふれ、何十年もの間だれひとり片づけてきませんでした。

「古いうえに、家のメンテナンスもほとんどされていない状態でした」(めがねさん、以下同)

そんななか、何度か漏水に遭遇。応急処置で乗りきってきましたが、いよいよ限界に。「なんとかなる」と排水溝の修理を先延ばしにした結果、水道料金はトータルで数十万円に…。さらに、数日間にわたり断水状態となってしまったそうです。

「ぞうきんがけの水を汲(く)むのはおろか、洗濯も入浴もできません。義実家の片付けだけでも大変なのに、水が使えない状況は不便でした」

断水した義実家、日用品のストックがあって助かった

そんなときに助けられたのが、買いおきしていたペットボトル飲料。めがねさんは災害など、万が一のことを考えて、水をストックしていたといいます。

「義実家のある地域は、東日本大震災のときもインフラがギリギリもちこたえたので、災害への危機感が薄め。非常時の備えにもあまり関心を示してきませんでした。でも私はやっぱり心配で、ひそかに買っておいたのです」

水分補給、そして調理に使うぶんの水をまかない、ほかにストックしていた備蓄も大活躍。

「食器を洗えないので、ウェットティッシュで汚れをオフ。そこまで汚れていなければティッシュペーパーを湿らせてふいていました。完璧にきれいにはできなくても、ひとまず汚れ物を放置せずにすんで精神的にかなりラクでした」

介護が本格化すれば、備蓄はさらに必要に

断水の工事は数日で無事完了しましたが、めがねさんは水のありがたみ、備えの大事さを改めて実感したといいます。

「災害ではなかったので、お店に行けば水や日用品は手に入る状況でした。でも、プレ介護期の義実家では買いに行くのにも運ぶのも自分。骨が折れます」

最低限でも備えがあったことで、「本当に助かった」とめがねさんは振り返ります。

「介護が本格化したら、洗濯の回数も増えるかもしれません。また、いざというときを考えると、災害備蓄や防災対策も大きな課題。仮洗い用の小さなバケツや厚手のビニール袋、バットなども用意しておいたほうがいいのかもしれません。とにかく、大事なことに目を向けられた、ありがたい経験でした」

生活必需品のストックは思いがけないトラブルにも役に立つもの。プレ介護期のめがねさんの経験談、ぜひ参考にしてみてください。

※ノロウィルス対策のために、まな板、包丁、へら、食器、ふきん、タオル等は熱湯(85℃以上)で1分以上の加熱が有効です。