「O ROKE」を掛ける孫氏(中央)と上戸彩さん(右)、菊川怜さん(左)

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ソフトバンクモバイルは2007年1月25日、都内 新高輪プリンスホテルにおいて、PANTONE社とのコラボレーションにより20色のカラーバリエーションを実現した「812SH」や、ワンセグ対応でありながらスリムなスライドタイプのケータイ「911T」など、14機種の第3世代携帯電話を発表した。いずれも2007年の春商戦向け製品で、2月上旬以降順次発売を開始する。

■ファッションを提案したい - ソフトバンクグループ代表 孫 正義氏
ソフトバンクモバイルは、同社の携帯電話を購入した顧客に対して、デザイン・機能・使いやすさ・大きさの4項目についてのアンケートをとったところ、顧客の満足度は、年ごとに上昇傾向にあるという。とくに、大きさと機能面では、同社からすでに販売されているスリムケータイやワンセグケータイが非常に好評であり、今回の春モデルでは「もっとSlimに。Slimにさらなる価値を。」「ワンセグをもっと高機能で、もっとSlimに。」をキーワードに、新端末を市場投入する。

スリムケータイは、世界最薄※8.4mmの「708SC」と、3Gハイスピード(HSDPA)対応で薄さ11.9mmの「707SC II」。いずれの機種も単に薄いだけでなく、2メガピクセルカメラを搭載した高機能な携帯電話である点を強調した。一方、ワンセグケータイは、3インチワイドVGA液晶を搭載して17.9mmの薄さを実現した「911T」、スライドタイプで国内最薄13.5mmのワンセグケータイ「805SC」の2機種を発表した。
※2007年1月25日現在 Samsung電子調べ

「911T」は、音楽と通話をより楽しむために、オークリーのBluetooth搭載アイウェア「O ROKE(オーロッカー)」とセットにしたMUSICスペシャルパッケージを用意し、新たなライフスタイルを提案する。「O ROKE」は、ワンセグ視聴はできないが、サングラスのように掛けることで、携帯電話の通話と音楽を楽しむことができる。発表会では、記者から「会社のためです」と言われ、照れながらも「O ROKE」を掛ける孫氏のパフォーマンスもみせた。

発表会では、新しいコンセプトの提案として、世界的な色彩規格のリーディングカンパニーであるPANTONE社とのコラボレーションによる業界初となる1機種20色のカラーバリエーションを採用した携帯電話「812SH」を発表した。同社では「自分のカラーを選び、身につける」という色を楽しむ新しいケータイとしている。

孫氏は、「薄さ、ワンセグに加えて、ファッションという新しい提案をしたい。最先端を行くケータイを、これからも出していきたい」と、携帯電話にファッションの要素を取り入れる理由を述べた。

孫氏は、プレゼンテーションの最後に、隠し球としてホワイトプランの新しいオプション「Wホワイト」を発表。「ホワイトプラン」は、月々980円の基本使用料で、ソフトバンクの携帯電話同士の通話料が無料(1〜21時まで)、それ以外の通話料が30秒あたり21円というサービスである。今回発表した「Wホワイト」を追加すると、「ホワイトプラン」の基本料金に、月々980円の料金が加算されるが、30秒あたりの通話料が半額の10.5円となる。オプションは自由に設定できるので、海外出張の間は「Wホワイト」を解除しておき、帰国後に「Wホワイト」を再設定するといった利用も可能となる。

孫氏は、「ホワイトプランは、営業マン向きではないと言ったが、Wホワイトは、すべての営業マンから見て、非常にお得な料金プランである」と、「Wホワイト」の追加が営業マンにとっての魅力的なプランである点を強調した。

今後、ソフトバンクモバイルは、顧客の利用目的や好みに合った豊富なラインアップを取り揃えていくとしている。

ソフトバンクモバイル

編集部:関口 哲司
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