Image: Raymond Wong / Gizmodo US

モデルでるの早すぎない?と思った人もいるかと思います。そう、MetaとOakleyがコラボしているスマートグラスの話です。8月に発売されたスマートグラス「Oakley Meta HSTN」。まだ出たばかりと思っていたら、9月に開催されたMetaカンファレンスMeta Connectで早くもOakleyとMetaのコラボスマートグラス第2弾「Vanguard」が発表(今月21日発売、日本展開なし)。Ray-Banコラボも第2世代が発表されました。

わずか数カ月で新しいモデルを出されてしまったHSTNの立場は…? 日本はMetaスマートグラス全モデルが未発売ですが、もし検討するなら新しいほうがいいの? Ray-Banモデルとどっちがいいの?

1つわかったのは、HSTNと比較するなら同じOakleyモデルのVanguardではなく、Ray-Banモデルの第2世代だということ。Vanguardとはそもそもデザインが違いすぎます。防水等級もVanguardがIP67なのに対し、HSTNはIPX4。カメラの視野角もVanguardのほうが広いし、スピーカーの音量も上。ただし、性能がいいぶんHSTNより100ドル高い499ドル(約7万5000円)。HSTNは399ドル(約6万円)。Ray-Ban第2世代は379ドル(約5万7000円)。

上記を踏まえて、以下、米GizmodoによるOakley Meta HSTNレビューです。

どれだけガジェットの記事を書き、日々ガジェットのことを考えても、まだまだ驚くことはあるものです。最近、この驚きの気配を強く感じるのがスマートグラス。MetaがRay-Banとコラボしてスマートグラスを出したのがついこの間だと思っていたのに、気がつけば第2世代やディスプレイ搭載ver.が発表されました。Oakleyとのコラボを発表したと思っていたら、すでに2モデル目が発表されました。

スマートグラスの種類が増えるのは、消費者にとっては選択肢が増えるということ。つまり、購入するとき悩むねというお話。スマートグラスが欲しいかどうかはもちろん、どのモデルが欲しいか、自分にあっているかを考えねばなりません。

タイトなフィット

Image: Raymond Wong / Gizmodo US

HSTNは、既存のRay-Ban初代と比べ、スポーツを念頭にデザインされたモデルです。ゆえに、まずそのデザインからスポーティな印象なうえ、アクションカメラを意識した3K動画を撮影できます(Ray-Ban第2世代も3K対応)。

スマートグラスはやはりメガネなので、デザインは非常に重要。スポーツアパレルのOakleyとコラボするからには、Ray-Banとの差別化が必要。Ray-Banが横長レンズに非常にベーシックなフレームを採用しているのに対し、Oakleyのレンズはより丸くフレームに角を持たせるちょっとクセのあるデザイン。Ray-Banのほうがより多くの人に馴染みそうなデザインではあります。

編集部内でみんなで試着してみたところ、けっこうOakleyの丸みレンズは高評価。が、個人的には好きじゃないんですよね。ただ、こうなるとファッションの話なので、アナ・ウィンター氏(元VOGUE編集長)ならともかく、僕がいくら語ったところでまぁ意味もないわけで。デザインが違えば、リーチできる層も増えるのは間違いないことです。

デザインと一緒に気になるのが装着感。これも個人差がありますが、比較として他モデルも装着してみたなかで、HSTNはタイトなフィット感だと感じました。これはスポーツ向けを想定して、動いてもズレにくくするためかもしれません。Ray-Ban初代・第2世代よりも、ツル含め鼻あての部分もタイト。結果、僕個人の意見でいえば、フィット感はあまり好みではないかな。長く装着すると跡がつきそうかも。

Image: Raymond Wong / Gizmodo US

Ray-Ban第2世代が発表されてしまった今となっては派手さを欠きますが、少なくともHSTNが発表された時点では3K動画撮影はRay-Ban初代にはない機能であって、大きなアップグレードでした。Ray-Ban第2世代も今月末発売のOakley Vanguardも3K対応ですが、Metaスマートグラスで初めて3K対応したのはこのHSTNなことをお忘れなく!

Ray-Ban初代と第2世代の比較で、1080pと3Kの違いがよくわかりました。が、あくまで動画の画質の話で、写真でいうとRay-Ban初代・第2世代・Oakly HSTN・Vanguardも全て12MGで同じ。

以下、撮影した動画のスクリーンショット比較です。左がRay-Ban初代の1080p、右がOaley HSTNの3K。

Image: Raymond Wong / Gizmodo US

発売すぐから使えない仕様が、フレームレート60fpsでの撮影。ただし、HSTNも秋には対応とのことで、もういつアプデ配布がきてもおかしくありません(60fpsは1080p撮影のみ)。

バッテリー持ち

Image: Raymond Wong / Gizmodo US

Ray-Ban初代よりもバッテリー持ちがいいのがHSTN。連続稼働時間は8時間です。Ray-Ban第2世代も同じく8時間。充電ケースも両方ともに48時間。

HSTNのバッテリーテストとして、音量75%で1時間音楽を聴き、10分通話し、3K動画の撮影もしたところ、ざっと2時間で100%から70%まで減っていました。実際使った感じだと、Ray-Ban・Oakleyともに、音楽再生がけっこうバッテリー食う気がしました。全体的には公式宣言どおり8時間だと思いますが、音楽を聴きまくる人、音量大きめの人は、もうちょい早めになくなる想定でいた方がいいです。

音楽の話でいうと、HSTNのほうがRay-Ban初代・第2世代よりも音が若干大きい気がします。搭載されているスピーカーは同じとのことですが、たぶんフィット感でそう聞こえるのかな。タイトだから音も少しだけ近くて大きい、のか、な。

モデルとの比較

Ray-Ban初代と比較すると、3K動画、バッテリー持ち、オーディオと全方位的なアップグレードがされています。が、Ray-Ban第2世代が発表されてしまった今となっては、そのアプグレの強みも同じ。HSTNとRay-Ban第2世代が、同じMetaなのにバッチバチのライバルとなっています。こうなると、あとはデザインとフィット感というもう好みの問題です。

Image: Raymond Wong / Gizmodo US

一方で、同じOakleyのVanguardはまた違います。スポーツ・アクションの要素がデザイン的に大きいだけでなく、防水性能がMetaグラスでは最も高いIP67。アクションカメラとしてスマートグラスを欲しいと思っている人なら、Vanguard一択だと思います。

HSTNはシティ型とスポーツ型の間、言ってしまえばRay-Ban第2世代とOakley Vanguardの間(Ray-Ban寄り)の存在ですね。ちなみに、どのモデルでもMeta AIの仕事ぶりは、現時点ではいまひとつです。

総評

Oakley Meta HSTNは、3K動画の撮影もできるしバッテリー持ちもいい。しかし、やはり最新モデルであるVanguardには性能で劣ります。そして、真っ向ライバルとなるRay-Bay第2世代の方が安い。正直、HSTNにスポットライトが当たった期間が短く、けっこう厳しいレースを走らされているモデルだと思のですが…。

いいところ:3K動画、バッテリー持ちがMeta Ray-Ban初代よりは長い、音がいい

残念なところ:フィット感キツめ、デザインが若干偏る、60fps撮影は現時点では未対応、Vanguardの方がIP等級が高い

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