海外不動産投資家・宮脇さき氏、「海外移住は命がけのリスクも」-“夢”が“地獄”になる7つの現実を徹底解説

YouTubeチャンネルで「ドバイ在住の海外移住者が教える、海外生活の本当の現実。最悪命の危険が及ぶかもしれません…。」と題した最新動画を公開したのは、海外不動産投資家の宮脇さき氏。動画内では、日本円より安い家賃で豪華なコンドミニアムに住める――そんな“海外移住の夢”に隠されたリアルなリスクについて、富裕層向けの最新事例と共に徹底解説しました。

宮脇氏は冒頭、「海外移住したいっていう人は多いと思うんですけど、割と失敗する人は少なくないですね」と海外移住が理想と現実どちらもはらむと率直に指摘しました。動画では、特に富裕層が直面しやすい「お金の管理ミス」「税務の落とし穴」「健康トラブル」「犯罪リスク」「国際離婚」「家族問題」「ドラッグリスク」の7つの失敗パターンを事例を交えて紹介。その中で「お金があるから選択肢も多い。それで余裕がある人ほど詐欺られたり、トラブルに巻き込まれることも少なくない」といった“富裕層ならではの盲点”に警鐘を鳴らしました。

具体的には、ドバイへの移住を節税目的で決断した30代男性が無計画な浪費により資金ショートし帰国せざるを得なくなったケースや、「銀行口座が突然ロックされて、何億円も使えなくなった」という衝撃実例も披露。「現実にはお金の管理を甘く見ていると、一気に破綻する可能性がある」と述べ、分散投資や信頼できるアドバイザーの重要性も強調しています。

税金関連では「節税のつもりが、知らなかった規定や出国税で追徴課税を受けて逆に地獄だった」というパターン、「海外に銀行口座を持っているのに申告しなかったことで罰金を課された人も多い」と、現実離れした“節税神話”に一石を投じました。医療トラブルについては「アメリカで13日入院したら2000万円請求された」「語学や文化の違いで適切な治療を受けられず帰国した」など悲惨な実例も紹介し、「保険の内容にもよるが自己負担なことも多い」と、簡単に日本時代の安心は得られない現実をあぶり出しました。

また、「ドバイなどでは強盗や侵入被害、サイバー犯罪の危険も増している」「犯罪リスクも甘く見るな」と治安問題にも警鐘。家族問題では「教育目的で移住しても、子どもがなじめず結局帰国するケースも多い」「親は日本語、子は英語でしか返事しなくなり、家庭が崩壊しかける…」と、意外な生活の断絶にも触れ、実体験をもとに“夢の移住”を希望する日本人へ警告しました。

締めくくりでは、「いちばん大事なのは“慢心しないこと”。自分は大丈夫と思っている人が一番危ない」とし、「海外不動産や投資はエビデンスと慎重さが必須。信頼できる専門家を頼りに守りを固めてほしい」と呼びかけ動画を締めました。