金融教育家の塚本俊太郎氏が、YouTubeチャンネル「塚本俊太郎の金融リテラシーチャンネル」で、「50代60代はオルカン?S&P500?NASDAQ100?FANG+?後悔しない選び方」と題した動画を公開した。動画では、人気の投資信託4本を徹底比較し、世代に応じた最適な選び方とその本質を解説している。

塚本氏は冒頭、1年前に「FANG+は一番上がっているが、分散できていない」と警鐘を鳴らした自身の見解を振り返った。その答え合わせとして、過去7年間では圧勝していたFANG+が、直近1年間では4本の中で最下位の成績に終わった事実を提示した。

その理由として、オルカン、S&P500、NASDAQ100、FANG+という4つの投資信託の上位には、「エヌビディア」「アップル」「マイクロソフト」など同じ6銘柄が共通して名を連ねていると指摘。大きく異なるのはその組み入れ比率であり、オルカンが18.1%であるのに対し、FANG+は59.5%にも達していると明かした。塚本氏はこの比率を「濃さ」と表現し、「同じ銘柄をどれだけ濃く持つか」が運用効率を下げ、下落時の「谷の深さ」を広げる要因になっていると解説した。

さらに塚本氏は、資産形成をゴルフのホールに例え、50代60代は目標までの距離が短い「Par3」の段階にあると語る。大きく飛ばす必要がないため、ドライバー(FANG+やNASDAQ100)ではなく、アイアン(オルカンやS&P500)で手堅く勝負すべきだと推奨。年齢が上がるにつれて「クラブを短く持つ」ように株式比率を下げ、振れ幅を小さくしながらカップインを目指すという視点は、シニア層の資産運用において重要な指針となりそうだ。

チャンネル情報

元金融庁金融教育担当で、現在は金融教育家の塚本俊太郎です。 このチャンネルでは、普通のひとが学ぶべきお金の知識・判断力(金融リテラシー)について発信しています。金融リテラシーの柱は、家計管理、ライフプランニング、資産形成の3つ。金融リテラシーを身につけて、お金を賢く活用しましょう。 毎週水曜18時に動画アップ予定です!